業種 |
自動車
半導体・電子部品・その他/精密機器/機械/重電・産業用電気機器
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本社 |
東京、茨城
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ハイブリッド車などの次世代自動車に用いられる車載用リチウムイオン電池の開発・製造を手掛ける会社です。
2004年に設立された当社は資本再編を経て、2022年11月から日産自動車グループの一員になりました。
車載用リチウムイオン電池はセル・モジュール・パックのいずれの形状にも対応。
リチウムイオン電池を安全に制御するためのバッテリーマネジメントシステムの開発・製造も行っています。
当社が手掛けているのは車載用リチウムイオン電池、モジュールやバッテリーマネジメントシステムの開発、製造。2004年に車載用リチウムイオン電池の生産会社として設立されて以来、専業メーカーとして技術開発に取り組んできました。国内には本店・佐和事業所、京都事業所、岐阜事業所の3つの製造拠点と、東京本社と広島営業所の2つの営業拠点を持っています。当社が主力とするのは、ハイブリット車に向けたリチウムイオン電池。世界トップクラスの高出力性能をもとに、ハイブリッドシステムの高性能化を実現し、大手自動車メーカーから高い評価を得ています。今後も、日本の車載用電池産業を牽引するメーカーを目指していきます。
世界の多くの国々が温室効果ガスの排出を全体としてゼロとする、カーボンニュートラルの2050年までの実現を表明。自動車の環境性能の向上が求められる中、ヨーロッパでは電気自動車へシフトする動きがあり、日本でもハイブリッド車やプラグインハイブリッド車、電気自動車などの電動車へのシフトが推進されています。当社はアメリカとヨーロッパに100%出資による現地法人を設立し、アメリカ・デトロイト、ドイツ・ミュンヘン、フランス・パリに拠点を設置。リチウムイオン電池の量産には高度な技術を必要とするため、豊富な実績を持つ当社へのニーズが、国内外から高まることが見込まれています。当社は自動車の未来の一端を担っていきます。
車載用リチウムイオン電池は高度な安全性・信頼性が必要とされるため量産化が難しいとされた分野です。当社は厳格な環境設定による製造ラインや高精度な電極塗工ラインの構築により、世界に先駆けて量産化を実現。国内・海外ともに認められた技術力・品質を誇っています。こうした技術力の背景には出資企業との関係性があり、2019年からは官民ファンドによる株式会社INCJのほか、電池に強みを持つマクセル株式会社、自動車製品を手掛ける日立Astemo株式会社を株主としていました。2022年に株式会社INCJから日産自動車株式会社に主要株主が変わり、日産自動車グループの一員として、さらなる技術革新を追い求めていきます。
事業内容 | 車載用リチウムイオン電池・モジュール・バッテリーマネージメントシステムの開発・製造・販売 |
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設立 | 2004年6月 |
資本金 | 10億円 |
従業員数 | 596人(2022年3月現在) |
売上高 | 422億円 |
代表者 | 代表取締役 取締役社長 CEO 池内 弘 |
事業所 | 本店・佐和事業所/茨城県ひたちなか市稲田1410番地
東京本社/東京都港区港南2丁目16番1号 品川イーストワンタワー5階 京都事業所/京都府乙訓郡大山崎町大山崎小泉1 岐阜事業所/岐阜県美濃加茂市加茂野町471 広島営業所/広島県広島市東区光町2丁目12番10号 日宝光町ビル |
海外法人 | ■Vehicle Energy America,Inc.:ビークルエナジーアメリカ
本社/34500 Grand River Avenue, Farmington Hills, MI 48335,US ■Vehicle Energy Europe GmbH:ビークルエナジーヨーロッパ 本社/Hans-Cornelius-Strasse 4, 82166 Graefelfing, Germany パリオフィス/1 Rue George Stephenson, 78180 Montigny-le-Bretonneux,France |
株主 | 日産自動車株式会社
マクセル株式会社 日立Astemo株式会社 |
国際規格 | ISO/IATF16949(自動車産業向け品質マネジメントシステム)認証取得
ISO14001(環境マネジメントシステム)認証取得 |
沿革 | 2004年:
日立ビークルエナジー株式会社を設立 佐和事業所・彦根事業所開所 商用車用・産業用HEVシステム開発を開始 2011年: 佐和事業所で円筒電池Bライン稼働 乗用車用HEVシステム出荷開始 2013年: 京都事業所開所、円筒電池Cライン稼働 北米Packライン稼働 2014年: 設計開発部門を日立AMSに移管 彦根事業所を新神戸電機株式会社に移管 2015年: 佐和事業所で角型電池Eライン稼働 角型電池セル出荷開始 2019年: ビークルエナジージャパン株式会社に商号変更 設計・開発・営業・調達を日立AMSから移管 2020年 2021年: 京都事業所で角型電池Cライン稼動 京都事業所で角型電池Fライン稼働 岐阜事業所開所 岐阜事業所で角型モジュールGライン稼働 2022年: 日産自動車株式会社のグループ会社となる |
企業ホームページ | https://www.ve-j.co.jp/ |