私たちは、天然素材を原料とした製品を製造・販売を行っている開発型メーカーです。高品質食用油および新たな機能性素材の製品開発に努めるとともに、環境保全に配慮した持続可能な社会発展を推進すべくさまざまな観点から「未来への課題」を追求。例えば未利用資源から工場稼動に必要なエネルギーを取り出し、可能な限り資源の有効活用を図るなど、循環型社会の実現を目指しています。
「辻製油」という社名はあまりなじみがないかもしれませんが、実はコーン油の生産量では国内屈指。そのほか、国内唯一・世界でも稀な大豆から抽出する乳化剤レシチン、柑橘類由来のフレーバーオイルンなど、独自の技術を駆使してさまざまな機能性素材を開発・供給しています。製造された製品は、食品だけにとどまらず、化粧品・工業用品・医薬品などさまざまな用途で活躍。また、積極的に異分野への展開を視野に入れ、衛生用品の開発や他用途への進出をしています。
コアテクノロジーである抽出・精製技術を駆使し“辻製油にしかできない商品”の開発に力を入れています。例えば高純度粉末レシチンの工業的な精製を日本で初めて行い「世界に通用するレシチンメーカー」として日本有数の地位を確立。レシチンは、食品はもちろん化粧品や医薬品、工業用品などさまざまな分野で使用されています。海外展開にも力を入れ、2019年に東京事務所を開設。欧米やアジア向けの販路開拓を進めています。また、当社の事業は国際協力機構(JICA)のSDGsビジネス支援事業に採択され、ネパールでの健康被害改善に協力。当社の技術・ノウハウを品質改良や課題解決に活用するなど、世界的な視野で社会の発展に貢献しています。
ものづくりを志す人なら「人まねはしない」ことに誇りを持っているはず。当社は「どこにもできないことをやる」という独創性を重視した企業理念のもと、植物油をはじめ機能性素材、天然香料などの研究開発に取り組んでいます。「環境貢献」「技術開発」「グローバリゼーション」などの観点から「未来への課題」にチャレンジ。環境分野ではバイオマスエネルギーを活用して化石燃料の削減に取り組み、技術開発では三重大学や各教育機関と産学連携し、共同研究を通じてさらなる可能性を追求しています。
事業内容 | 食用油(コーン油・なたね油)、各種ミール(飼料・肥料用)、機能性素材(レシチン、セラミド他)、調味料、天然香料、化粧品等の製造・販売及び研究開発 |
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設立 | 1976年12月(創立1947年4月) |
資本金 | 3000万円 |
従業員数 | 178名(2024年3月時点) |
売上高 | 275億円(2023年度実績) |
代表者 | 代表取締役社長 辻 威彦 |
事業所 | ■本社・本社工場・本社研究室/三重県松阪市嬉野新屋庄町565-1
■東京事務所/東京都港区浜松町2-5-5 PMO浜松町13階 ■大口工場/三重県松阪市大口町沖ス671-1 ■松阪工場・松阪研究室/三重県松阪市広陽町8 ■高知工場/高知県安芸市伊尾木1804-2 ■辻H&Bサイエンス研究所/三重県津市栗真町屋町1577 国立大学法人三重大学内 ■グループ関連会社 松阪タンクターミナル(株)、うれし野アグリ(株)、うれしの農園(株)、松阪木質バイオマス熱利用協同組合 |