特別民間法人　日本電気計器検定所

JEMICは、経済産業省所管の公的機関として計量法などに基づき設立されました。主に各種電気メーターの検定・検査や標準器・計測器類の校正試験、計測技術の高精度化の研究などをおこなっています。そして電力・電力量の分野で国家標準を管理する「指名計量標準機関」として指名を受けており、国家標準器である特定標準器（電力・電力量校正装置）を保有。産業用の高電圧・大電流の検査・校正にも対応する「電気をはかる」プロ集団です。設立から約60年、確かな技術とノウハウで、電気を安心して使えるよう、みなさまの暮らしを守り、国内の科学技術や産業の発展を支え続けています。

私たちの仕事は、電気を使うみなさまの安心・安全な生活を支えていくこと。各家庭で使用される電気メーターや高精度な機器の検定試験や検査をおこない、「100％の信頼性」を提供しています。またお客さまから依頼を受けた多種多様な計測器に対し、厳正な国家標準に基づいた校正をおこなう、標準業務も主な仕事の一つです。ほかにも各業務の精度や効率の向上を目的として、新たな測定方法の考案、計測や標準の基礎研究・応用開発、試験台などの設計・開発など、多岐にわたる研究事業を展開。電気・機械・通信・物理などの専門知識を持つプロたちが、日々新しい技術を生み出しています。

専門性の高い分野で活躍していただくため、JEMICでは採用時から定年まで、充実した研修を用意しています。新任者研修は採用時から１カ月おこない、半年後にはフォローアップ研修を実施。さらに基礎・応用・実践にわたる技能研修、階層別研修、OJT、外部研修、講習会など、実務とマネジメントの両方から成長をサポートしています。また簿記や英語、コンピュータなど、必要に応じて免許・資格の取得補助があるほか、OFF-JT、各機関への国内・海外派遣などへの参加などを通じて、一人ひとりが自分の思う技術者像に進めます。