私たち東北セラミックは、鉄鋼建材卸、建設業、線材二次製品の生産を行う企業で構成する佐藤製線グループ(佐藤ホールディングス)の一員として、宮城県亘理町を拠点に、およそ40年にわたってエンジニアリングセラミックス製品の製造・販売を手がけています。耐熱性・耐食性・耐摩耗性に優れ、強度・靭性の高いエンジニアリングセラミックスは幅広い分野で使われており、当社はその供給を通して、さまざまな産業に貢献しています。
当社は、東北大学の梅屋薫名誉教授らが完成させた、物質の溶融・合成などに用いるジルコニアるつぼの製品化を起源として1982年に創業しました。以来、セラミックス製品の製造・販売を行っています。セラミックスというのは金属・有機物を除く無機質でできたものであり、一般的には熱によって焼成されたものを指します。粘土や珪石からつくる陶磁器もセラミックスですが、高純度に合成された原材料を用い、化学組成を調整してつくられるものはファインセラミックスと呼ばれます。私たちが製造しているのはこのファインセラミクス。製造工程において耐摩耗性・耐食性・耐熱性・絶縁性などの性質を持たせることで、さまざまな用途に応えています。
私たちが一員となっている佐藤製線グループの経営理念は、『「佐藤の社員でよかった」 社員一人ひとりが、そして家族が、誇りをもってそう言える企業を目指す。』です。そのために、「ゆるぎない経営基盤を築くこと」、「全社員の物心両面の幸福を追求すること」、「社会・地域の進歩発展に貢献すること」を指針としています。当社においても、入社直後から始まる研修制度と先輩社員の指導によって、仕事に関しては一つひとつ、ていねいに教える体制をとるとともに、休日の確保、借上社宅といった制度の充実、家族ぐるみで楽しめるグループ会社対抗のスポーツ大会など親睦行事にも力を入れ、安心して働き、暮らせる環境づくりを行っています。
セラミックの用途を広げ、かつ、一般的な材料として使いやすい製品づくりを目指し、当社では「USEFUL CERAMICS」を合言葉に研究開発、生産から販売までを一貫して行っています。そして、お客さまのニーズ合わせて、試作品の製作から、少量多品種の製品づくりまでを行い、さまざまなものづくりメーカーを主なお客さまに、自社で製造する製品を提案しています。その最前線に立つのが技術営業職。お客さまの要望・課題をヒアリングし、それぞれのものづくりの特徴を理解したうえで、現場で役立つセラミック製品をご提案します。経験を積み、幅広い知識を身に付けながら、お客さまの信頼を得ていくことが最も大切な仕事です。
事業内容 | セラミック製品の一貫生産 |
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設立 | 1982年4月1日 |
資本金 | 3,500万円 |
従業員数 | 42名
(グループ連結合計509名) (2022年6月期) |
売上高 | 13.5億円
(グループ連結289億円) (2022年6月現在) |
代表者 | 代表取締役社長 清野 嘉幸 |
事業所 | 宮城県亘理郡亘理町字江下111 |
グループ会社 | 株式会社佐藤ホールディングス
株式会社シグマット 株式会社佐藤製線所(本社工場/三沢工場/室蘭工場) 株式会社オビコ 株式会社青森ビルテック 株式会社秋田ビルテック 株式会社岩手ビルテック 株式会社宮城ビルテック 株式会社福島ビルテック 東北硝子建材株式会社 株式会社山元スライシング |
沿革 | 1982年4月1日 東北大学「研究会館」において梅屋薫教授(現名誉教授)等によって完成した圧密流動法(PAT)を用いたジルコニアるつぼ製造を開始、佐藤製線グループの一員として亘理町に会社を設立
1983年 高靭性ジルコニア製品の研究を開始 1994年 旭化成工業株式会社より、サンセラ製造権を獲得、同製造開始 2007年~ 経済産業省「戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン) 2009年 絶縁体の放電加工技術の開発」を長岡技術大学などと共に行う 2010年~ 経済産業省「戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン) 2012年 熱電デバイスの開発」東北大学などと共に行う 2013年 株式会社山元スライシング(子会社)設立 2014年 新工場竣工(一貫生産体制の強化) 2015年 新製品。次世代「TCセッター」発売開始 2020年 新工場増設竣工 |
HP | https://www.tohokuceramic.com/ |