社会福祉法人温知福祉会

当法人では、介護サービスを提供していくなかで、大きく二つのことを大切にしています。一つは、「入所者さまの自立を維持すること」です。入所者さまに過剰に手を貸してしまうと、今までご自身でできていたことができなくなってしまい、自立度が下がります。介護はあくまでも自立を助けるものだと考え、何でも手を貸すようなことはしていません。二つ目は、「入所者さまの個性を大事にすること」です。どのような人生を過ごしてきたのかなど、細かな情報を職員で共有し、入所者さま一人ひとりを理解する介護を行なっています。隣に座って思い出話を伺ううちに、入所者さまが元気になっていく。そんな温かみのある介護を大切にしているのです。

24時間体制でサービスを提供する介護の仕事は、必然的にチームプレーとなります。そこで当法人では、職員それぞれが働きやすさを感じられるように、職員の個性も尊重しています。コミュニケーションが好きな人・介護が上手な人・パソコンが得意な人などさまざまで、職員の得意な部分を生かした教育システムを構築していることが特徴です。また、「やってみたい」という職員の声を拾い上げ、新しい形の介護システムを構築していくことにも積極的に取り組んでいます。毎日家に帰ったらヘトヘトで寝るだけ、なんてことにならないように、働く環境づくりと組織づくりに力を入れ、職員も入所者さまも両方が元気になれる施設を目指しています。

当法人では、職員一人ひとりが楽しく学ぶことのできる環境づくりを大切にしています。資格取得に向けたサポートをはじめ、管理者養成講座や介護加算に関する勉強会の実施、キャリアパスの明確化など、職員の成長につながる投資を惜しみません。また、職員が学んだスキルを実際の仕事に生かせるように、各セクションごとに業務分析を行なっていることも特徴です。サービスの質を向上させながら、働きやすい環境づくりを進めています。そんな当法人の先輩たちは「介護職」や「看護職」として活躍中。一つの施設だけでなく、いろいろな施設で経験を積むことで知識・スキルを磨いていて、「介護や看護を学ぶのにぴったり」という先輩の声もあります。