山陽マシン株式会社

内製化率は約80％、設計から製造、出荷まで一貫して行い、納期の短縮と低コストを実現しています。お客様から「他社に製造を断られた機械を作れないか」とご相談をいただいた際、社長はどんなに難しそうな案件でも、「できない」ではなく「やってみましょう」と手を挙げる方針。1台からでも作ることをいとわず、着実に製造を実現して技術力を磨き、お客様から信頼を得て新たな受注を生み出しています。年間約150台の製品を製造し、年に2～3台は新製品づくりにチャレンジ、開発に毎年数億円単位の投資をしています。お客様に「任せてよかった」とご満足いただき、選ばれ続けるために「常にもっといいもの」を目指して挑戦し続けます。

36年間赤字なし、地元銀行からもお墨付きの安定した経営基盤です。安定経営の理由の一つは、当社のような歯車周辺機械の総合二次加工メーカーは国内に5～6社と、競合が少ないこと。自動車のモデルチェンジに合わせ、お客様の細かな要望にもお応えしカスタマイズした専用機械を製造しています。汎用機械とは異なり大量生産ではありませんが、従業員一人あたりの売上額は非常に高く、一人ひとりが自律しながらチームワーク良く、少数精鋭で付加価値の高い製品を作っていることは当社の誇りです。また、大手自動車メーカーなど、経営基盤がしっかりとしているお客様と取引を継続していることも安定経営につながっています。

当社は、自動車エンジン周りのトランスミッションを構成する金属製の歯車や回転軸に精密加工を施す工作機械を製造しています。お客様は国内外の大手自動車メーカー（トヨタ・マツダ・日産・本田・GM・HYUNDAI）。海外での売上比率は５割を占めています。近年はインド工場向けの納入も増えてきています。エンジンで作った動力を適切なトルクと回転速度に変速するためのトランスミッションの性能向上は、各自動車メーカーが課題としている「燃費向上」「静音設計」に関わります。自動車産業に欠かせないブローチ盤等工作マシンの製造を通じて、業界の技術力向上・ものづくりの発展に貢献しています。