毎年7月1日から7日までの1週間は「全国安全週間」として、職場における労働災害防止活動の
大切さを再確認し、積極的に安全活動に取り組みをする期間となっています。
当社でも毎年、全国安全週間に先駆けて、6月に安全衛生大会を行っています。
会社の規模が大きくなってからは、本社と首都圏で会場を2ヶ所に分けて開催していますが、
6月10日には東京国際フォーラムにおいて、第11回目となる首都圏グループの安全衛生大会を行いました。
開会に先立ち、この1年の間に全国で建設災害で亡くなった方に対して黙とうをさざけた後、
関栄会首都圏支部の荒井会長や当社の加藤副社長、ご来賓にご挨拶を頂きました。
またこの1年間の工事を通じて、多くの協力会社の中から、特に安全で優秀な工事をされた会社と、現場で工事を担当する職長さんに対する安全表彰を行いました。
さらに今年からは、品質・技術面で優れた工事をされた会社への表彰制度も新設されました。
会の中では、首都圏安全課の小池さんから「ヒューマンエラーと熱中症について」と
題する発表も行われました。
残念ながら、当社の工事現場でも労働災害が発生していますが、その原因のほとんどは
ヒューマンエラーによるものです。
例を挙げると
■ 基礎型枠解体中、外れた型枠パイプが左手の上に落ちてきて当たり、左手中指と
爪を負傷
■ 足場の材料を運んでいた際に地山から滑って根切り床に転落し、左ひざを打って
骨折
■ 休憩所に向かう途中、鉄板上の泥で足を滑らせ、転倒して負傷
などがあります。
もちろん事故は起きてはいけないことですが、作業日数や労働時間が長いほど、現場で働く人が
多いほど、事故が発生する確率は高まります。
寝不足や夏バテなど体調に問題があると、どうしてもミスをしがちなので、現場に来た作業員の
体調を確認し、問題がある人は休ませることも大切です。
また現場を巡視して、作業員が不安全な行動を取っていないか、作業手順に間違いがないかを
確認することも事故の防止に繋がります。
現場で働く皆さんも、この安全大会を契機に、無事故・無災害に向けて注意喚起を徹底して
いただきたいと思います。