今日は、新入社員研修のレポートその5をお送りします!
5日目の研修は 首都圏現場見学会 です。
バスに乗って、首都圏の2ヶ所の工事現場を訪れました。
【新入社員のアンケートより】
■ 川崎市の倉庫の現場は、倉庫・事務所・加工場がある建築物で水処理機械室や、その
制御をするブロア庫など、特殊な設備がある建物だった。
海が近いため、地下水位を下げるために、地中から水を吸い上げるウェルポイント工法を
行っており、環境に合わせて対応が必要であると感じた。
■ 川崎市の倉庫の現場は工事期間も長く、金額面でも約210億と、想像のつかない規模
だった。その中で印象に残ったのが基礎工法であった。現場が埋め立て地であることから、
杭1本に8mの鉄筋かごを8つで計64mとなる杭を64本打っていた。1本の打設に4日を
費やしており、杭工事のみでも150日ほど費やしていた。
見学に行った日は杭工事や基礎工事が終わって、鉄筋工事に入っていたが、序盤であった
ため、基礎の中から杭の規模が確認でき、建物高よりも長い杭が重要であることの説明を
聞くことができた。
■ 都立桐ヶ丘高校の校舎棟の床にはボイドスラブが使われていて、ボイド材という不燃材の
発泡スチロールの球体を入れていた。初めて見る工法で興味深かった。
■ 都立桐ヶ丘高校の現場は住宅街に隣接していることから、施工中の騒音、振動、粉塵など
近隣に配慮していることが分かりました。工事の音が何デジベルか分かる騒音振動計が
設置されており、外から見た時に今どのくらいの音の大きさか分かるようになっていることに
驚きました。
■ 桐ヶ丘高校の現場で岩倉さんがおっしゃっていた「年が経つほど分からないことを誰かに
聞きづらくなる」というのは、確かにその通りだと思った。それでも分からないことを分から
ないままにするのは、いずれ失敗につながってしまうので、年が経っても分からない時が
来たら自分で調べ、結論を出し、上司や先輩に質問してみるのがいいと思った。
■ 今回の現場見学を通して、実際に現場に出て自分の目で見ることの大切さを学んだ。
さらに現場に行く前日に安全講習を学んだことで、どこが危険で、どのような対処法を
行っているのかといった視点で現場に行けたので、とても良い勉強になりました。