皆さんは 「カーボンニュートラル」 という言葉をご存じですか?
今、世界では地球温暖化によって、氷河が融けて海面が上昇したり、干ばつや洪水などが
ひんぱんに発生したり、今までの産地で農作物が育たなくなったり、魚が捕れなくなるなど、
さまざまな問題が起きています。
地球温暖化の最も大きな原因は二酸化炭素排出量の増加だと言われています。
そのため、温室効果ガスの排出量出来るだけ減らし、排出せざるをえない分は、同じ量を
吸収または除去することでゼロにする「カーボンニュートラル」が求められています。
当社は、環境に配慮した建物を地域の皆さまや施工を依頼されたお客様に提供するため、
屋上への太陽光発電設備の設置やペアガラスの採用、高効率空調などにより、ZEB
(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)を推進しています。
また、当社で設計・施工する民間案件で、お客様からのメーカー指定がない場合は、鉄骨に
低CO2鋼材である電炉鋼材を使用しています。
今年からスタートする太田駅南口での新たな再開発事業では、東京製鐵様の
「ほぼゼロ」H形鋼を3000トン採用することが決定し、先日東京製鐵様、
鉄工商社の佐藤商事様とともに、記者会見を行いました。
低CO2鋼材「ほぼゼロ」は、主原料である鉄スクラップを環境にやさしい電気炉で溶解・精錬し、
鋼材製造時の電力も再生可能エネルギーを使用しています。
今回使用する3000トンという量は、国内の単一案件での採用では最大規模となります。
当社はこれからも、未来のこどもたちのため、社会に貢献できる企業を目指して、環境性能に
優れた建物を提供していきたいと考えています。