今日は当社の施工実績の中から、昨年竣工した 桐生市庁舎 をご紹介します!
私たちの本社がある太田市の北にある桐生市は、古くから繊維産業が盛んで「織都」と
呼ばれています。
その桐生市に新しく建設した桐生市庁舎は、生糸を作る時に使う「糸巻」のような六角形の
形をしています。
旧庁舎を解体すると、その隣にある「まゆ」をイメージした美喜仁桐生文化会館と対をなし、
桐生市を象徴する建物として設計されました。
構造はRC造・S造・一部SRC造の免震構造で、一歩足を踏み入れると4階までの開放的な
吹き抜け空間が来訪者を出迎えます。
外部の軒や内装には桐生市産の杉材が使用され、家具やサインなど各所にあしらわれた
桐生織を巡ることで桐生の織物産業の多様性を感じることができます。
桐生で明治中期から作られた織物工場は、糸や生地の色を確認するのに適した自然光を
工場の隅々まで取り込むのため、 片面に大きな採光窓を設置した三角屋根が連続した
構造の「ノコギリ屋根」という形状をしていました。
桐生市庁舎の天井には、その織物工場を模した「ノコギリ屋根」の形のトップライトがついて
います。
トップライトがあることによって、織物工場のように建物内に採光と換気ができる環境性能に
優れた建物となっています。
また三角屋根の採光部ではない面には太陽光パネルを貼り、屋上には蓄電池も設置して
います。
これらの工夫により、この建物はZEB-Ready・CASBEE認証を取得しています。
当社のYouTubeチャンネルでは、工事中の桐生市庁舎の様子を2回にわたって、
2022年に入社した瀧田さんが紹介しています。
ぜひこちらから視聴してみて下さいね!