4月4日の読売新聞群馬版に
世代を超えた人々の心をつなぐ地域のストーリーを物語る建物 と題して
桐生市役所新本庁舎の記事を掲載しました。
この建物については3月20日のブログでもご紹介しましたが、今回の新聞広告では、現場所長を
務めた神谷所長のインタビュー記事を掲載しました。
建物の特徴については重複するので省き、工事面での話を一部抜粋してお伝えします。
Q:難易度が高い工事と聞きました。
A:この建物はRC造・SRC造・S造を組み合わせたハイブリット構造で、基礎免振構造を採用して
います。そのため、品質を確保しながら工事進行を管理するのが難しいプロジェクトでした。
吹き抜け部分の鉄骨工事は、最上階の床上で鉄骨と足場を組み立て、複雑な鉄骨の
骨組みを構築しました。
Q:それでは工程管理も大変ですね。
A:RC造のコア部分が分散しており、それらを鉄骨でつなぐ構造になっています。そのため、
資材置き場や足場の配置、鉄骨の組み立て作業のためのスペースを工事の進捗に合わ
せて確保することが、工程の管理において重要でした。
Q:設計者が意図したデザインを、忠実に再現することにもこだわったそうですね。
A:庇のプレキャスト工法の工事では、完成イメージを確認するためにモックアップを作成しま
した。
入念に準備をしたおかげで、実際の工事ではデザインを忠実に再現することができました。
Q:神谷さんは、今までどのような建築に携わってきましたか。
A:過去10年では、太田市民会館、有明テニスの森公園、宇都宮駅東口地区整備事業など
です。
関東建設工業は地方に根差した建設会社ですが、規模の大きな公共施設工事に携われる
ことを魅力に感じています。
Q:公共施設を建築することは、地域の活性化に寄与しますね。
A:公共施設は、地域住民にとって非常に重要な役割を果たすものです。それだけに、建物を
建てるだけではなく、地域全体の活性化や生活の質を向上させる一助を担っているという
実感をもてます。
また、大規模な工事に携わることで、より高度な技術や専門的なノウハウを学び、成長する
機会も得られます。これらの経験は、個人としての成長だけでなく、企業としての成長にも
つながると考えています。ぜひ、若い方にもチャレンジして欲しいです。