10月1日から7日までの1週間は、働く人の健康の確保・増進を図り、
快適に働くことができる職場づくりに取り組む全国労働衛生週間です。
毎年9月1日から30日までが準備期間、10月1日から7日までが本週間に設定されていて、
今年のスローガンは
「ワーク・ライフ・バランスに意識を向けて ストレスチェックで健康職場」
となっています。
ところで皆さん、“ストレスチェック”って何か知っていますか?
これは働く社員が自分のストレス状態を把握するため実施される検査で、従業員が50人以上
いる事業所では、毎年行うことになっています。
会社から配られる簡単なチェックシートの設問に答えて提出すると、それを会社が契約して
いる病院にまとめて提出します。
専門の医師にストレスが高いと判断された社員は、医師の診断を受けなくてはなりません。
つまり、働く人の心の健康を確認するための制度なんです。
工事現場で起きる事故の原因のほとんどは、社員や現場作業員のヒューマンエラーによる
ものです。
特に最近は、脚立からの足の踏み外しや、段差でのつまずきなどによる転倒事故などが
増えています。
ヒューマンエラーにもいろんな原因がありますが、疲労やストレスが蓄積すると集中力や
注意力が低下し、ミスが発生しやすくなるので、心の健康を保つことも事故防止には大切です。
皆さんも長年親しんだ学生生活から社会人になると、生活リズムの変化や人間関係などで
ストレスを抱えることになるかもしれません。
せっかく就職した会社を適応障害などで辞めたらもったいないので、自分のストレスに気付いた
段階で上司や先輩に相談したり、意識して睡眠をとったり、好きなことをしてストレス発散する
なと、気を付けるようにして下さいね!