当社は1927年に、理化学研究所でのピストンリング製造の発明成果を基に創業し、現在では世界的なピストンリングメーカーとして成長を遂げています。自動車用および産業機械用の各種機能部品を提供するだけでなく、配管機材や熱エンジニアリング、EMC事業など多岐にわたる分野で事業を展開。材料技術、加工技術、表面処理技術といった独自の強みを活かし、グローバルに活躍する企業グループとして発展を続けています。
当社の事業は、自動車用部品の製造を中心に、多岐にわたる製品群を提供していることに特徴があります。中でも、ピストンリング等のエンジン内部の重要部品は、性能と信頼性の両立が求められる分野です。当社は、独自の材料技術、加工技術、表面処理技術を駆使し、製品の耐久性や効率性を向上させることに大きな成果を上げてきました。また、配管機材や熱エンジニアリング、EMC事業といった非エンジン分野にも注力し、各分野で独自性を発揮しています。例えば、熱エンジニアリング事業では、再生可能エネルギーの利用をめざすなど、環境負荷の低減にも取り組むことで持続可能な社会の実現に寄与しています。
既存事業から離れた製品の開発も行っています。 5G(第5 世代通信システム)やADAS(先進運転支援システム)の通信信頼性を確保するための磁性製品、次世代自動車やロボット等に適用する高性能樹脂製品、ロボットに適用する小型精密減速機など、事業化に向けた製品開発を進めています。また、水素エンジン関連事業にも注力し始め、水素ステーションの設立等に向けて活動しています。
私たちは人材を最も重要な資産と考えています。社員一人ひとりが自分の力を最大限に発揮できるよう、ていねいな育成とサポートを実施。新入社員研修や階層別研修だけでなく、自己啓発支援制度も充実しており、学びたいという意欲を全力で応援しています。また、コミュニケーションを大切にする風土が根付いており、社員同士の距離が近く、自由に意見を言い合える環境があります。フレンドリーで協力的な社風は、社員が安心してチャレンジできる場を提供し、個々の成長が会社全体の発展につながっています。多様な価値観を尊重し、共に成長できる温かい職場で、私たちは次世代のリーダーとなる人材を育てていきます。
事業内容 | ■自動車・船舶・産業用製品
エンジン部品(ピストンリング・カムシャフト・バルブリフター・バルブシート等)、AT用シールリング、ナックル等足廻り部品、ブレーキ部品 等 ■配管機器(鋼管用継手、ステンレス管用継手) ■EMC製品(電波暗室、シールドルーム等) ■熱エンジニアリング製品(電熱線、工業炉等) ■新製品(電磁波ノイズ対策シート、樹脂ギア等) |
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設立 | 1949年
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資本金 | 86億2,700万円(2023年3月末現在)
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従業員数 | 1000~3000人未満
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売上高 | 1,065億6,100万円(2024年3月期)
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代表者 | 代表取締役社長 兼 CEO 兼 COO 前川 泰則
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事業所 | ■本社
〒102-8202 東京都千代田区三番町8-1 三番町東急ビル3階 ■事業所 柏崎事業所(新潟県)、熊谷事業所(埼玉県) ■営業所 札幌、仙台、神奈川、浜松、名古屋、大阪、広島、福岡 ■海外 |
沿革 | 1927年(昭和2年) 理化学研究所の発明を企業化する目的にて理化学興業(株)設立(当社の前身)、日本で初めて実用ピストンリングの製造を開始。
1949年(昭和24年) 企業再建整備法に基づき理研工業(株)は11社に解体、その中の柏崎、熊谷の2工場は理研柏崎ピストンリング工業(株)(資本金20,000千円、社長松井琢磨)、理研熊谷鋳鉄(株)(資本金10,000千円、社長尾高格三)として再出発した。 1979年(昭和54年) 株式会社リケンに商号を改称。 創立30周年を迎える。 1999年(平成11年) 創立50周年を迎える。 2014年(平成26年) 本社を千代田区三番町に移転 2023年(令和5年) 日本継手を当社子会社化。株式会社リケンと日本ピストンリング株式会社との共同持株会社設立(株式移転) |
ホームページ | https://www.riken.co.jp/
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