これが私の仕事 |
肉用牛生産者の経営を支える仕事 子牛から牛肉として販売できるまでには長い期間(黒毛和牛の場合約2年)を要します。そのため、将来の牛肉の粗収益や生産コストを正確に予測しながら経営することは難しく、粗収益が生産コストを下回る状況が続くと、生産者の経営は悪化していきます。そこで、alicは、毎月、牛1頭あたりの標準的販売価格(粗収益)と標準的生産費(生産コスト)を計算し、粗収益が生産コストを下回った場合には、生産者に対しその差額の一部を交付金として交付しています。
私はこの制度のなかでも、統計資料や収集したデータをもとに交付金額の算定をする業務を担当しています。全国の関係先や農家へ現地調査で訪問した際には、交付金があったからなんとか経営が続けられたと聞き、この仕事に対するやりがいや責任感を感じました。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
人生初海外はアメリカ出張! 私は人生で1度も海外に行ったことがありませんでしたが、2024年の2月に米国へ出張する機会を得ました。米国農務省(USDA)の会議に参加するとともに米国の牧場や牛肉販売店を訪問し、日本の和牛をどのようにして輸出して、アメリカに受け入れてもらうかについて調査してきました。
牧場訪問の際には、日本とは比べ物にならないほど広大な土地で大規模に牛を飼育しており、大変驚きました。しかし、日本の和牛とは農家が1頭ごと、丁寧に面倒を見ながら育てている点が異なっており、牛へのケアが手厚く、牛肉になった際の品質で優っていると知り、日本の農業の良い点を実感できたのは良い思い出です。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
自分の知らない世界に飛び込んでみよう! 私は、大学時代に作物分野の研究をしていました。気候変動に対応できる品種を作るため、フィールドに出て、サンプルを採取し、持ち帰って分析する日々を送っていましたが、就職活動中にalicを知ることで、研究とは別のかたちで農業に関わる選択肢もあると考えました。
就職先を決める際には、大学時代に学んだことが活かせる研究職と大変悩みましたが、自分の知らない世界に飛び込んでみようと思い、alicへ入構することにしました。 |
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これまでのキャリア |
酪農乳業部生乳課(3年3カ月)→畜産経営対策部肉用牛肥育経営課(1年10カ月)→企画調整部システム調整課(現職) |