株式会社文教スタヂオ

非日常の空間や体験で浮き立つ心、ときめきや解放感を写し取る「特別な一枚」のために、フォトスポットを企画し、お客さまを楽しませるパフォーマンスや掛け声を考え、最高の瞬間を演出します。写りが良ければもちろん喜ばれます。でも、その写真の本当の価値は、10年後、20年後にこそ発揮される。家族、恋人、友人、職場の仲間たち……みんなであの日の写真を見返すとき、そのたった一枚の写真から立ち上がってくる「想い出」という唯一無二の宝物。それこそが、私たちが創っているものです。0.001秒のシャッターチャンスに渾身の一枚を残すために、今日一番の笑顔を引き出す。私たちはエンターテナーであり、想い出のプロデューサーなのです。

「ハイ、ジョーズ！」の掛け声から、私たちの躍進は始まりました。さかのぼること20年以上、大阪の有名テーマパークでのことです。お客さまのカメラのシャッターを押す「シャッターサービス」も大好評。次々と観光施設から声がかかるようになって全国へとフォトスポットを広げました。現在では「パンパンパンダ！」「シャッチーズ！」などの様々な掛け声とともに、年間2000万人以上を撮影しています。その場所ならではのフォトフレームを作ったり、写真をキーホルダーに仕立てたり。誰もがスマホを持つようになった今でも、私たちのフォトスポットには行列ができています。意外に思われるかもしれませんが、売上は右肩上がりなんですよ。

それぞれの観光施設の方からは「フォトチーム」と呼ばれています。こてこての大阪を演出するパフォーマーになったり、特別な空間でプロポーズに立ち合ったり、アトラクションや洞窟の中で撮影したり。世界観やテーマに溶け込むサービスで、私たちはその施設をつくりあげるスタッフの一員でもあるのです。根底にあるのは「人を楽しませたい」というエンタメ精神。「この人に撮って欲しい」と言われるようになったら一人前です。企画にもどんどん携わって、チームを引っ張って、入社わずか3年で店長になる人もいます。何百枚のスマホデータより、私たちの「一枚」こそが、何十年も残る「想い出」になる。そう信じて、今日もシャッターを切ります。