これが私の仕事 |
関わる全ての人の行動をも考えた、配電盤の構造設計。 配電盤のベースとなる、板金筐体の図面をつくる仕事をしています。家電製品の設計などと比べると2次元なので作業自体は覚えやすいですが、何よりも人の気持ちを考えることが大切な役割です。なぜなら配電盤が出来上がるまでには、加工や塗装・配線など、最低でも6つの部署が関わります。ただ部品の大きさを考えるのだけではなく、将来のバージョンアップ時なども含めどう配置すれば作業を行う全ての人々が苦労なく作業できるのかまで考えなければなりません。会心の配置だ!と思っても逆におせっかいになってしまうこともあるので、何をすれば相手のためになるのかを常に考えることが大切な仕事です。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
誰からも連絡がこなかったとき!? 構造設計は、ものづくりの仕事の中でも最初から最後まで、全ての部署に影響を与える仕事になります。板金加工も塗装も配線組み立ても、すべて私が書いた設計通りに行われるのですから、少しでも間違った設計書を書いた時にはすぐに連絡がきます。失敗箇所や発見時期によって影響の大小は様々ですが、製造工程を止めてしまうこともあるのです。設計開始から製品が出来上がるまでは2~3か月の期間があるのですが、初めてこの期間に一度も電話がかかって来なかった時は、全ての部署の作業が円滑に進められたということなので、とても嬉しかったのを覚えています。全員の舵を取るようなこの仕事。やりがいは十分です。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
工業系機械のものづくりがしたい! 旋盤の職人だった父親を見て育ったので、ものづくりがしたいという気持ちを子供の頃から持っていました。中でも工業系の機械に携わりたかったので、配電盤メーカーである当社を選びました。当時の上司は入社2~3か月の私にもすぐに仕事を任せてくれましたが、もちろん最初は穴を開けないはずの箇所に穴開けの指示を書いてしまうなど、失敗ばかりでした。社内を走りまわって頭を下げ、なんとか納品前に元に戻すことが出来たのですが、その時の上司が私のために謝っている姿を見たのです。失敗は仕方がない、大切なのは、その後も周りが気持よく仕事出来るように対応することだと教えてくれたのです。 |
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これまでのキャリア |
大学就職課より紹介を受け、当社に入社。入社後3か月本社で設計を行い、3か月間顧客企業に出向、その後本社に戻り現在の部署で設計を行っています。 |