業種 |
機械
精密機器/金属製品/自動車/商社(機械)
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本社 |
滋賀
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軸受(ベアリング)を製造する機械やその工具を設計・製造する当社。創業翌年の1954年からNSK(日本精工株式会社)グループの各工場を始めとして多くの大手企業と取引があり、国内外の各社工場で当社の生産設備や治工具が使用されています。その他にも、研磨機、搬送設備、組立機の設計・製造・据付け工事や、自動車用部品の組立、少数生産の軸受組立作業などの事業を行っています。
創業は1953年。1954年には西日本精工株式会社(現:NSK大津工場)と取引を開始しました。当時、西日本精工株式会社は、1916年創業の軸受メーカーである日本精工株式会社の子会社でした。当社はそんな老舗企業に対して長年に渡り機械を納品しています。取引先は日本精工株式会社関連工場の他にも当時は三洋電機株式会社、松下電器産業株式会社(現:パナソニック株式会社)など。特に日本精工株式会社からの信頼は厚く、NSKイギリス工場建設やNSKアメリカ工場増設などの重要な事業展開の際に当社にお声をかけていただきました。このような重要案件に関われたのも当社の仕事に対する姿勢を取引先に評価していただいたからだと自負しています。
長年、多くの大手企業と取引を行ってきた当社。当社の事業に対する真摯な姿勢を取引先から評価されています。例えば、取引先に仕様通りの製品を納期内に納品したり、品質管理の徹底や環境に配慮した事業運営をしたりするなど。そして品質や環境をより厳しく管理するために、国際規格である品質マネジメントシステムISO9001:2000を2004年に取得。環境マネジメントシステムISO14001:2004は2006年に取得しました。国際基準に則って品質管理や環境に配慮した事業を行い、取引先や地域の方からの信頼を獲得しています。そうした当社の事業に対する姿勢を取引先に評価され、継続的な取引を得ることで、会社を存続させていきたいと考えています。
当社が主に製造しているのは、軸受(ベアリング)をつくるマザーマシン。ベアリングとは、自動車のエンジンや飛行機の車輪などを摩擦なくスムーズに動かすための重要な部品です。摩擦を極力無くさなくてはならないため、ミクロン単位での精密さが求められる部品。そんな製品を作る機械は大量生産ではなくオーダーメイドなのです。取引先から製造の依頼を受けてから、何度も打合せを重ねて仕様を確認し設計。製造する際も、取引先が期待する通りの機械になっているか何度も動作を確認していきます。また、機械に必要な工具類を特注の少数生産で製造したりするなど、世界に1つだけの精密機械を製造しているのです。
事業内容 | ・組立・検査自動化システムの設計製作
・工作機械・各種専用機のオーバーホール(検査・修理)・改造修理 ・各種精密部品・治具・工具・ゲージ類及びサーメットバイト、スローアウェイチップ等の設計製作 ・彫刻字母の設計製作 ・ボールベアリングの組立・ベアリングユニット製品の組立 |
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設立 | 1967年10月(創業:1953年) |
資本金 | 9,300万円 |
従業員数 | 100名
営業技術部門 25名 製造部門 66名 管理部門 9名 (2023年3月時点) |
売上高 | 14億円(2022年度実績) |
代表者 | 代表取締役社長 磯田 雄祐 |
事業所 | 本社:滋賀県大津市晴嵐2-3-13 |
認証取得 | ・ISO9001:2015
・ISO14001:2015 |
企業理念 | 「お客様の要求に適応し、継続・発展し続ける企業をめざす」
「全従業員の物心両面の満足を追求し、やりがいのある企業風土をめざす」 「環境に配慮し、地域・社会の進歩・発展に貢献する企業をめざす」 |
経営方針 | 1.お客様に信頼される企業となる
2.継続的に経営体質を改善する 3.継続的に技術向上をはかる 4.継続的に生産向上をはかる 5.継続的に人材を育成する 6.働くことの喜びを感じる風土をつくる 7.関連法令を遵守し、社会との共存共栄をはかる |
品質方針 | 1.お客様重視に徹し、常に信頼される関係を保つように努める
2.お客様の要求事項を遵守するように努め、互恵関係を深める 3.お客様の要求納期を忠実に守るよう努める 4.品質至上に徹し、不適合品の流出防止に努める 5.従業員の「教育・訓練」を重視し、資質の向上に努める |
環境方針 | 1.地球環境にやさしい事業活動をする
2.全従業員が力を合わせて、環境に配慮し、人と地球の共生をはかる 3.環境関連法規制を遵守する 4.環境マネジメントシステムの継続的改善に努める 5.環境汚染の未然防止と環境負荷の低減に努める |
主要取引先 | ・日本精工株式会社(大津工場、石部工場、藤沢工場、埼玉工場)
・日本精工株式会社の関連国内及び海外工場・各社 ・NSKワーナー株式会社 ・井上軸受工業株式会社 ・NSKマシナリー株式会社 ・ボルグワーナー・モールスシステムズ・ジャパン株式会社 ・日本精工株式会社納入企業各社 |
沿革 | 1953年 大津市鳥居川にて創業、治工具・装置・製缶開始
1954年 西日本精工株式会社(現:NSK大津工場)と取引開始 1955年 膳所工場新設、三洋電機・NEC向けの部品製造開始 1959年 大津市寺辺に工場移転、三洋電機モーター・ポンプの修理・製作開始 1959年 西日本精工株式会社 大津工場向のベアリング旋削開始 1960年 西日本精工株式会社石部工場(現:NSK石部工場)と取引開始 1961年 大津市晴嵐(現在地)に本社工場建設・移転、製缶、治工具製造開始 1962年 ベアリング用タイトリベットの移管を受ける 1965年 ベアリング用刻印字母の移管を受ける 1967年 湖国精工株式会社設立 資本金200万円 1968年 設備のオーバーホール開始、単能盤、突っ切り盤、給品装置製造開始 1970年 NSK大津工場からボール溝・シール溝加工の無検査指定を受ける 1972年 信和精工株式会社設立(播磨精工、トキワ精機、湖国精工の3社合弁)※ベアリング旋削部門分離 1972年 NSK藤沢工場と取引開始 1973年 資本金1,800万円に増資、成型バイト加工の移管を受ける 1974年 NSK海外プラント機器受注開始 1975年 エヌエスケー・トリントン株式会社(NSKニードル生産統括部)と取引開始 1975年 NSKイギリス工場建設に参画(現:NSKピータリー工場) 1976年 NSK埼玉工場と取引開始 1981年 NSK前橋工場と取引開始 1982年 本社工場 増築開始 1983年 ベアリング用タイトリベットを日精工業株式会社へ移管 1984年 NSK大津工場のベアリング組立開始 1985年 石部事業所新設(現:日精工業株式会社・石部事業所) 1985年 松下電器のスリーブ研磨開始、NSK石部工場向のベアリング組立開始 1986年 設計部門新設、設計製作開始 1987年 石部事業所を日精工業株式会社へ移管 1988年 エヌエスケー・ワーナー株式会社(現:NSKワーナー株式会社)と取引開始 1988年 NSKアメリカ・アナーバー工場増設に参画 1989年 本社工場工事完了 1990年 資本金9,300万円に増資、日本精工株式会社から出資を受ける 1991年 生産管理システムを導入(AS400) 1992年 ボーグ・ワーナー社(現ボルグワーナー・モールスシステムズ・ジャパン株式会社)と取引開始 1993年 NSK大津工場 Q賞優良賞 受賞 1994年 NSK協力企業表彰制度 努力賞 受賞 1996年 東京営業所開設 2000年 有限会社ユーイー設立(NSK石部工場のハブの完成通箱、トレーの洗浄業務を担当) 2001年 本社工場 倉庫増築 2002年 滋賀労働局長表彰 努力賞受賞(労働衛生) 2003年 東京営業所を閉鎖し、高崎市に関東営業所開設(撤退済) 2003年 駐日英国大使・駐日大阪総領事代理 視察に来社 2004年 ISO9001:2000 認証取得 2005年 熱処理設備 導入(2019年廃止済) 2006年 ISO14001:2004 認証取得 2006年 盛和塾 稲盛経営者賞受賞(製造3部1位) 2011年 ISO9001/14001 複合マネジメントシステムへ移行 2013年 昆山開斯克精密機械有限公司 設立(撤退済) 2014年 太陽光発電システム 導入 2017年 ISO 9001/14001 2015年版へ移行 2021年 代表取締役社長に磯田雄祐 就任 |
グループ会社 | ・日精工業株式会社
・江洲運輸株式会社 |
企業ホームページ | http://www.kokokuseiko.co.jp |
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