はるでは中期計画を立てており、今期は2024-2026年度の3か年計画となっている。
中期計画のテーマは『「一人ひとりのしあわせ」を実現し続けていくために組織の力を高め、健全性を高めます』としている。
中期計画は3つの柱から成り立っていて、
一つ目は「ご利用者のしあわせ~丁寧に支える!~」
二つ目は「スタッフの安心と成長~いきいき働く!~」
となっていて、その二つを実現するために、
三つ目として「財務基盤~みんなで収入up!~」
を掲げている。
目指していきたいのは、利用者の皆さんにいい支援をして、利用者の皆さんの生活が豊かになり、そのことが収入につながり、スタッフの皆さんの待遇をしっかり上げていく、その好循環を作っていきたい。
はるがやってきたことが昨年4月の報酬改定で評価され、
そのことでこの4月にスタッフの皆さんの給与水準を上げることができた。
これから、今年度と来年度で老朽化した建物を改修・移転して快適なな住環境、支援環境を作っていきたいと考えている。
本部の敷地で2階建てのグループホームの建設が始まったが、老朽化していたグループホームの移転をしっかり進めていきたい。
内容が古くなっていたホームページのリニューアルも進めている。「はるらしさ」を活かした今後の法人・事業所のコンセプトや将来像を整理しているが、その内容が反映されたホームページになる予定。
このような中期計画に基づきながら、スタッフの皆さんに協力してもらっているスタッフアンケートでの意見を踏まえて、今年度の事業計画や重点項目を立てた。
そのために年度の活動計画を二つ立てている。
一つ目は「(体制)事業所、設備のリニューアルを確実に進め、「はるらしさ」を活かした今後の事業展開のための体制整備」とした。
具体的には、
1- ホームやB型の移転に向けたプロジェクトチームを作って計画的に移転を進める。
2- 昨年度に引き続き、法人や事業所のコンセプトや将来像を整理して共有する。
3- 体制整備のために採用活動を強化する。
このようなことに取り組んでいく。
二つ目は「(連携)はる全体で協力・連携を深める企画」とした。
具体的には、
1- イベント実施に向けてプロジェクトチーム作って取り組む。
2- 法人全体のイベント・活動を企画して実施する。
3- SANCで培ったアート活動を法人内で展開する。
としている。
今年度は、スタッフの皆さんと協力をしながら、利用者の皆さんもスタッフの皆さんも楽しめるイベントを実施したい。
イベントをやるためには普段の仕事に加えていろいろやらないといけないので大変だと思う。
しかし、大変だからやらない、ではなく、大変だけどやることで達成感や連帯感を得ることができ、いろいろな経験を積むことができる。
大変だけどやることで次に進むことができる法人でありたいという思いも含めて、みんなで楽しくイベントに取り組むことができればと思う。
SANCがはるにあることは、はるにとっての大きな強みなので、はるの利用者の皆さんがもっと日常的にアート活動に触れる機会を作っていきたい。
そのことが、きっと利用者の皆さんの生活の豊かさにつながり、スタッフの皆さんの楽しさややりがいにつながっていくのではないかと思う。
このような内容を説明したあとに、スタッフの皆さんへのお礼も含めて、いくつかスタッフの皆さんからの意見をもとに法人として仕組みを改善できたことを紹介した。
そして、この4月にスタッフの皆さんの給与を平均で6%上げることができてうれしかったこと、これからも皆さんの給与をしっかり上げていくことに取り組んでいきたいことを自分の決意として伝えさせてもらい、「これからも利用者の皆さんを大切にして、いい支援をやっていこう!」と、はるにとってコアな思いを伝えて私の話を終えた。
社会福祉法人はる
理事長 福島龍三郎
「りゅうさぶろぐ」より
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