今週末は社会福祉士の通信教育の後期スクーリング。
2日間、鳥栖に通って同期の皆さんと講義やグループワークを受けてきた。
地域やコミュニティとは何か。
自宅が「こみ屋敷」になった高齢者の支援を考える。
ストレングスモデルとチームアプローチの視点。
プロセスレコードのよる自分の関わり方の振り返り。
グループメンバーの事例に基づく支援計画の作成。
など。
普段の障害福祉に関する講義や演習と違う内容がとても興味深く学びになった。
演習のたびに変わるグループワークも、養護施設や里親里子支援、行政の児童虐待担当や社協、刑務官に警察官など、普段やり取りがない人たちと一緒に意見交換をして、新鮮でもあり、社会にはいろんなことで困っている人たちがいて、その人たちを支えている人たちがいることを実感。
そして、これまでもいろんな社会課題において発達障害が関わっていることが多いと聞いていたが、グループワークの中で聞いた話の中にも発達障害が関わっていることが多く、発達障害について広く理解を理解を広げていくことが必要だとあらためて感じた。
毎月2本ずつ提出しているレポートもあと7つ(29本中)。
普段の仕事をしながらの提出はなかなかしんどいが…、もう少し。
今日の講義のなかでアプリを使って質問に答えるという機会があり、「社会福祉士に受かったら自分に何のご褒美をあげたいですか?」という先生の質問に、迷わず「ビール」と打ち込んだ。
あ~、浴びるほどビールを飲みたい!
話は変わるが、先週の週末はとてもいい時間を過ごすことができた。
一つは、佐賀県自閉症協会が主催された世界自閉症啓発デー2025 in SAGA 映画特別上映会 「描きたい、が止まらない」を観に行ったこと。
https://s-brut.net/event/movie/egakitaigatomaranai/
主人公の小久保さんの日常や作品に向き合う様子、車の免許取得へのチャレンジや小久保さんが語る自身のことなど、映画を通して小久保さんという人の在りのままが伝わってきた。
小久保さんは自分のことを自分で整理して言葉にして伝えていたが、私だったらとてもあんなに自分に向き合って伝えることはできないなぁ。
小久保さんを見守り支える両親もさりげなくステキだった。
私たちは仕事柄、支援のことを考えていることが多いが、一人ひとりに日常や生活や人生があるという当たり前のことをつい忘れがちになってないだろうかと、映画の中の小久保さんやご両親を観ながら思った。
福祉に関わっている人たちにぜひ観てもらいたい映画だと思った。
もう一つは、自閉症eサービス全国ネットの自閉症啓発デイ企画「オンライン交流会」に参加させてもらったこと。
テーマは「自閉症の皆さんのキラッとポイント!」。
この企画もとてもステキだった。
自閉症eサービス全国ネットは自閉症の人たちへの支援方法を全国に広げているネットワークで、日本のなかで自閉症支援のスタンダードを学ぶことができる貴重な機会を提供してもらっている。
https://www.jiheishou-e.com/
普段はそれこそ支援について学ぶ機会がメインだが、この日は「自分が関わっている自閉症の人たちのステキなところを伝え合おう」という内容。
私は話題提供として自分が関わっている人たちのステキなところを伝えたが、その後のグループワーク(ブレイクアウトセッション)を覗いたら、みんな自分が関わっている人たちのことをうれしそうに語っていた。
みんなご本人のことが好きなんだなぁ。
私たちの仕事は人を支える仕事だから、時には大変なこともあるけれど、その人が好きというかけがえのない気持ちを感じることができる仕事なんだと再確認。
福祉の仕事はやっぱりいい!!
社会福祉法人はる
理事長 福島龍三郎
「りゅうさぶろぐ」より
気になった方は以下をチェック!