業種 |
金属製品
その他製造/自動車
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本社 |
三重
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◆自動車などに使われる「ネジ」や「ギア」の精密加工メーカー◆
自動車や鉄道、家電製品などに使われている
強度や精度を求められる「「ネジ」や「ギア」などの金属部品に携わる
精密加工メーカーです。
最近は、様々な自動車メーカーがしのぎを削っている
「自動運転システム」「自動ブレーキ」を支える
重要保安部品として採用されています。
取引先は日本を代表する大手企業なので、
業績は安定しています。
最近の自動車業界の大きなテーマの一つが「自動運転」。自動運転を実現するためには、「自動ブレーキ」が必要となり、当社は自動ブレーキの要となる金属部品を製造しています。この部品は車が安全に止まるための重要保安部品で、大手自動車部品メーカーにも採用され、業界トップクラスのシェアを獲得するまでに成長しました。この他にも様々な精密冷間圧造技術を使った金属部品の加工を行っており、足踏みブレーキに使われる部品は、日本はもちろん世界各地を走っているトヨタ車の99.9%に採用されるなど、当社の製品は高く評価されています。車が安全に走り、止まるために、当社の製品は欠かせないものとなっているのです。
当社の強みは、お客様から要望される品質・価格・納期を守るのはもちろん、月数十万個という多くの部品を安定して製作することができる総合力にあります。塑性加工から切削加工、メッキなどの表目処理まで含めたトータルな品質管理を行い、「森岡産業に任せておけば何とかしてくれる」と信頼されています。その結果、今ではお客様が新しい製品を開発する段階から当社の技術者が関わり、「試作品作りから参加しているから、安心して任せられる」と高い評価をいただいています。2020年3月期まで8年連続して売上高が右肩上がりで伸びてきたのも、高い技術力や、安定して生産できる生産力を背景とした、お客様との厚い信頼関係があるからです。
現在、自動車関連の売上げが6~7割ですが、今後は当社が培ってきた技術を応用して、今後は新しい分野にも積極的にアプローチしていきたいと考えています。例えば、鉄道や電気部品などの分野に営業活動を広げていく計画です。また、製造部門では、難易度の高い製品を効率よく加工する技術の開発や、ロボットの導入による自働化の推進、画像認識技術やAIを活用した検査システムの構築に挑戦していきます。こうした新しい分野に挑戦していきためには、営業・技術も新しいことに積極的にチャレンジできる人材を抜擢していきますし、機械系だけでなく、AIや画像認識などの最新分野に強い情報系の人材の育成にも力を入れていく考えです。
事業内容 | ネットシェイプ(精密冷間圧造)技術と切削加工技術を使って、
自動車用・電機用・建設用などの特殊ネジ付き部品を製造・販売し、 様々な産業を支えています。 |
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得意とする「ネットシェイプ」技術 | 当社が得意としているのは、「ネットシェイプ」と
呼ばれる冷間圧造技術です。 冷間圧造技術にも様々な加工法がありますが、 特に、ツバのような形状を作るヘッダー加工や、 複数の段階に分けて徐々に目的の形を作っていく ホーマー加工を得意としています。 こうしたネットシェイプで作られる製品は、 複雑な形状を高精度、高強度で作ることができるため、 大きな力がかかるブレーキ部品などの自動車部品に数多く使われています。 また、切削加工などと比較して、材料効率が良いメリットもあります。 |
一貫した生産体制も強み | 当社の大きな強みは、
お客様が新しい部品を開発する、その初期段階から加わって、 試作品作りも行い、当社で製造することが決まれば、 金型設計、冷間圧造、精密切削、めっきなどの表面処理まで 一貫して行える生産体制を整えていることです。 そのため、高い品質・精度を実現でき、 お客様から高い信頼を得ています。 また、自社で加工するだけでなく、 様々な加工・処理を行う仕入先があるため、 お客様の様々なご要望に応えられる点も、当社の強みになっています。 |
設立 | 1936年10月(部品事業は1944年創業) |
資本金 | 9800万円 |
従業員数 | 160名 |
売上高 | 80億円(2023年3月期)
80億円(2022年3月期) 68億円(2021年3月期) |
代表者 | 代表取締役社長 田中 信慶 |
事業所 | 本社・工場/三重県三重郡川越町亀崎新田77
名古屋支店/名古屋市中村区名駅5-23-12 ●海外 モリオカ精密部品加工(蘇州)有限公司 杜岡(上海)商貿有限公司 |
関連会社 | モリオカ株式会社 |
主な仕入先(順不同) | オーアンドケー株式会社
宮崎精鋼株式会社 大同興業株式会社 |
主な納入先(順不同・敬称略) | 三菱電機ビルソリューションズ株式会社
三菱電機トレーディング株式会社 三菱電機エンジニアリング株式会社 三菱電機ロジスティクス株式会社 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 三菱日立ホームエレベーター株式会社 株式会社アイシン 株式会社アドヴィックス アイシン化工株式会社 アイシン・エーアイ株式会社 アイシン高丘株式会社 アイシン辰栄株式会社 KYB株式会社 KYB-YS株式会社 株式会社今仙電機製作所 デルタ工業株式会社 豊生ブレーキ工業株式会社 太平洋工業株式会社 株式会社デンソー 株式会社丸順 第一工業株式会社 川崎工業株式会社 福寿工業株式会社 株式会社都筑製作所 富士部品工業株式会社 株式会社黒田精機製作所 株式会社メタルワン鉄鋼製品販売 ミヤマ工業株式会社 盟和精工株式会社 株式会社ダイハツメタル 株式会社イワヰ 豊田通商株式会社 三協株式会社 エトー株式会社 日発販売株式会社 株式会社オーハシテクニカ 井澤金属株式会社 株式会社東京鋲兼 大豊工業株式会社 中央発條株式会社 株式会社松尾製作所 |
沿革 | 1936年10月 名古屋中川区清船町に新興肥料株式会社を設立し、配合肥料の製造を開始する
1939年08月 戦争に伴い肥料工場の一部で螺子製造を始める 1944年11月 蟹江航空株式会社を買収。森岡産業株式会社と改称して、螺子の販売会社とする (森岡産業株式会社としてスタート) 1951年11月 新興工業株式会社で許可番号1167号をもってねじのJIS表示許可工場となる 1952年09月 通産省より技術の向上について表彰を受ける 1954年04月 航空ねじ工業会主催、通産省、運輸省、工業技術院の応援にかかわる 航空ねじコンクールで最優秀賞を受ける 1969年09月 森岡産業で許可番号469028号をもって十字穴付小ねじのJIS表示許可工場となる 1988年08月 川越工場を完成する。全工場(中川工場、西工場、小川工場、福川工場)を 集約移転して、操業を開始する(川越町へ移転) 1988年09月 旧中川工場を中川営業所とする 1995年04月 中川営業所の事務所を建て替え名古屋支店とする 1998年07月 ISO9002(JQA-2511)認証取得 1999年02月 中部通産省よりエネルギー合理化工場で表彰される 2001年10月 ISO14001:1996(JQA-EM1838)認証取得 2002年03月 ISO9001:2000(JQA-2511)移行、改訂 2004年10月 ISO14001:(JQA-EM1838)登録更新 2005年10月 中国蘇州市に森岡精密部品加工有限公司(子会社)を設立する 2006年11月 新工場「D棟」完成 2007年03月 アイシン精機殿より技術優秀賞を受ける 2008年06月 社員寮「コーポ森岡亀崎」完成 2008年11月 杜岡(上海)商貿有限公司 設立 2012年04月 鍛造 薄肉長穴カラーの開発 2013年04月 鍛造 ヘリカルギアの開発 2015年04月 自動車用自動ブレーキシステム関連ギヤ製品を製造開始 2017年06月 自動ブレーキシステム関連部品の増産に伴う工場増設 2018年12月 経済産業省「地域未来牽引企業」に選定 2019年11月 新工場「G棟」完成 2022年05月 新工場「H棟」完成 2022年12月 「グッドカンパニー大賞」に入賞 |
選定 | 当社の技術力と将来性が高く評価されて、
2018年12月に経済産業省「地域未来牽引企業」、 2022年12月1日 「グッドカンパニー大賞」 に選定されました。 |
経営理念 | ・安心を売る企業を目指す。
・アメニティーファクトリー(快適工場)を目指す。 |
快適工場を目指しています。 | 上の経営理念にもあるように、
社員が安全・快適に働ける「快適工場」を目指しています。 社員自身もまた、常にキレイな工場で働けるように、 毎日お昼の休憩時間後の10分間を使って、 担当する機械や周囲の清掃を行っています。 |