社会福祉法人長寿村

「共に生きる」は、GenkiGroupが掲げている共通理念です。相手に深く共感し、相手にとって本当に良いことは何なのか。介護現場ではご利用者一人ひとりの生きがいまで配慮しながらサービスを提供しています。そうしたマインドを象徴するのが、可能な限りトイレで排泄をする「オムツ0」、通常の入浴を楽しんでもらう「機械浴0」を目指した取り組みです。人間としての尊厳を大切にした介助サービスにより、これまで口数が少なかったご利用者の生活に新しいリズムが生まれ、「これもやりたい」「あれもやりたい」といった発言が増えることも。生きる活力を取り戻し、日常生活で出来ることが増えるご利用者も少なくありません。

現場の働き方改革にも前向きに取り組んでいるGenkiGroupでは、ICTツールを活用した業務効率化を積極的に推進しています。例えばタブレットを使っていつでもどこでもご利用者の体調記録を入力できるようにしたり、インカムを導入して施設内の職員同士がスムーズにコミュニケーションが取れるようにしたり、人でなくてもできる施設の掃除はロボットに任せたり…技術の力を上手く活用することで、介護のスペシャリストがご利用者一人ひとりのケアに多くの時間を使える業務環境づくりを行っています。この取り組みの実践により、「サービスのクオリティ向上」と「労働時間の短縮」の両立を可能にしています。

私たちが合言葉にする「感動介護」の原動力は、ご利用者の生きがいを本気で考えるすべての職員の工夫とアイデアです。◎現役時代に農業を営んでいたご利用者にデイサービスとして畑作業の場を提供する◎奥様に結婚50周年の感謝の手紙を渡したいご利用者をご自宅まで車でお連れする◎車いす生活で気持ちがふさぎ込みがちだったご利用者に過去の思い出写真や知人からのメッセージをプレゼントする…これらは一例ですが、現場では次々と「こんなことをやってみよう！」を主体的に実践しています。枠にとらわれないサービスによって、ご利用者の笑顔の輪を広げていく。GenkiGroupの職員は感動を生み出すふれあいを何よりの喜びにしています。