1918年の創業以来100年以上の歴史を持つ当社は、道路建設機械のパイオニアです。1929年に国内でロードローラを開発した先駆けとして、道路網整備に貢献してきました。米国や中国、インドネシアに拠点を設け、海外にも供給。道路建設工事・補修工事の高度化に伴い、基礎技術研究や新製品の開発にも注力してきました。また、埼玉労働局登録教習機関として、道路建設機械の分野を中心に特別教育や技能講習を実施しています。
当社は創業から100年以上の歴史がある道路建設機械のパイオニアで、東証プライム市場上場企業として安定した経営基盤もあります。ロードローラなどの締固め機械の分野では、世界トップクラスの企業として位置づけられています。幹線道路を中心に多くの道路は表面がアスファルトで舗装されていますが、ロードローラが使われるのはアスファルトを敷く前の工程。砂利などの路面材を締め固めて道路の基礎をつくるときに、必要とされる機械です。当社は道路建設機械の提供を通じて、長年にわたって国内外の道路建設を下支えしてきました。高度化する道路建設工事・補修工事に対応するため、新たな技術や新製品の開発にも力を入れています。
当社は道路建設機械のメーカーとして、世界で一流のグローバルニッチ企業を目指しています。1950年から海外への引き合いが多く寄せられ、フィリピンやタイ、パキスタンなどへの輸出を開始しました。これまでに100数ヵ国への輸出実績があります。また、1970年から海外拠点を展開し、現在では米国ジョージア州、中国上海市、インドネシアブカシ市に子会社を設けています。そんな当社にはグローバルで活躍できる環境があります。海外営業は、海外のディーラー網やユーザーに営業活動を展開するポジション。調達業務は、海外の部品・仕入先メーカーとの取引が増加中です。また、生産技術のスタッフは海外工場で生産指導にあたることもあります。
当社は安定した経営基盤がある一方で、従業員数はグループ全体でも620名(2022年3月現在)と、規模の大きな会社ではありません。しかし、小さな会社ゆえの良さもあります。たとえば、早い段階から業務を任せて実践経験を積んでいける環境があり、若手ではなかなかできないような挑戦ができるチャンスも。また、たとえ失敗しても原因を追究して役立てればよいといった、挑戦する人を応援する風土が根付いています。当社がチャレンジを歓迎するのは、蓄積されたノウハウや技術をもとに、道路建設に関する新たな技術やサービスを提供したいという想いによるもの。「酒井重工業で〇○をやりたい」という意欲のある方を歓迎します!
事業内容 | ■建設機械の製造・販売
■産業機械の製造・販売 ■各種特別教育・技能講習 ■ドローン教習所 <主要製品> 【締固め機械】 土工用振動ローラ、土工用振動タンデムローラ、タイヤローラ、マカダムローラ、振動タンデムローラ、振動コンバインドローラ、振動タイヤローラ、振動マカダムローラ、ランマ、プレートコンパクタ、前後進プレートコンパクタ、ハンドガイドローラ 【道路維持補修機械】 ロードカッタ、ロードスタビライザ、アスファルトフィニッシャ、排水性舗装機能回復車、散水車 |
---|---|
設立 | 1949年5月(創業:1918年5月) |
資本金 | 33億3736万円 |
従業員数 | 単体:306名、グループ620名(2022年3月現在) |
売上高 | 314億5900万円(2023年3月実績) |
代表者 | 代表取締役社長 酒井 一郎 |
事業所 | 本社/東京都港区芝大門1-9-9 野村不動産芝大門ビル5F
札幌営業所/北海道札幌市白石区本通5丁目南4-47 KJビル1階 仙台営業所/宮城県仙台市宮城野区日の出町2-2-11 関東営業所/埼玉県久喜市高柳2626 名古屋営業所/愛知県名古屋市名東区亀の井3-204 大阪営業所/大阪府摂津市鳥飼本町2-12-25 広島営業所/広島県広島市中区八丁堀4-4 エイトバレー八丁堀4階 福岡営業所/福岡県大野城市御笠川4-13-13 グローバルサービス部・研修センター/埼玉県久喜市高柳2500 生産センター・開発本部/埼玉県川越市中福849 |
関連会社 | 【国内】
東京フジ株式会社/埼玉県鴻巣市箕田 3349-1 株式会社コモド/埼玉県久喜市高柳2626 酒井機工株式会社/埼玉県久喜市高柳2626 サカイエンジニアリング株式会社/埼玉県川越市中福849 【海外】 SAKAI AMERICA, INC./90 International ParkwayAdairsville GA 30103, U.S.A 酒井工程机械(上海)有限公司/No.999 Xing Qing Road, Jianding District, Shanghai, 201815 P.R.C P.T. SAKAI INDONESIA/EJIP Industrial Park Plot 6G Cikarang Selatan Bekasi 17530 Indonesia P.T. SAKAI SALES AND SERVICES ASIA/EJIP Industrial Park Plot 6G Cikarang Selatan Bekasi 17530 Indonesia |
沿革 | 1918年:
自動車・内燃機関車・蒸気機関車の部品製造・修理を目的として創業 1927年: 機関車製造開始 1929年: 道路転圧用各種ロードローラの製造を開始 1935年: タイヘのロードローラなどの輸出を開始 1945年: 戦災により本社および主要工場の大半を焼失 1946年: 工場再建に着手 1949年: 事業組織を法人に改め、資本金200万円で株式会社酒井工作所を設立 1950年: 海外からの引き合いが活発し、フィリピン、タイ、パキスタンなどへ輸出 1956年: 振動ローラ(SR1)、ロードスタビライザ (PM103)の製造開始 1959年: タイヤローラ(TR41)の製造開始 1967年: 酒井重工業株式会社(SAKAI HEAVY INDUSTRIES , LTD.)に商号変更 機関車の製造を中止 1968年: 全輪等径・等線圧・油圧駆動のマカダムローラ(R1)を開発 1972年: 株式会社サカイエンジニアリングを設立(1980年:サカイクレーン工業株式会社に商号変更、1995年:酒井機工株式会社に商号変更) 油圧駆動ホイール式ロードカッタ(ER160)を開発 1977年: 土工用大型振動ローラ(SV90)を開発。 1979年: 全輪駆動・全輪振動タンデムローラ(SW70)を開発 振動プレートコンバクタ(PC7)を開発 1981年: 東京証券取引所市場第一部に上場 1982年: タンバ (VT6) を開発 舗装面転圧管理装置(RECOM)を開発 1983年: 路上アスファルト舗装再生工法機械として、プレヒータ(PH300)、リベーバ・リミキサ (PM1000)を開発。 1990年: 垂直振動ローラ(SD450) (建設省の民間開発建設技術審査証明取得)を開発 1995年: インドネシアブカシ市に小型建設機械・建設機械関連部品の製造・販売を目的として、P.T.SAKAI INDONESIA を設立 アスファルトフィニッシャ(PT310)を開発 1996年: 品質マネジメントシステム「IS09001」認証取得 土質締固め試験ピットを持つ試験棟を技術開発部内に建設 2000年: 大型建設機械製造を目的として、P.T.SAKAI INDONESIA を拡張 2003年: 建設機械の製造・販売を目的に、中国上海市に子会社として酒井工程机械 (上海) 有限公司を設立 2004年: 世界に先駆けて振動機構を有したタイヤローラ(GW750)を開発 2009年: 世界に先駆けて振動機構を有したマカダムローラ(MW700 )が国土交通省の NETIS(公共事業等における新技術活用システム)に登録 ロードスタピライザ(PM550)を開発 2012年: グローバル市場開拓を目指して、土工用振動ローラ(SV520/620)を開発 2014年: 開発と製造の統合事務所を生産センター内に建設 2017年: インドネシアブカシ市に建設機械・建設機械関連部品の販売、アフターサービスの向上を目的として、PT.SAKAI SALES AND SERVICE ASIA を設立 油圧駆動ホイール式ロードカッタ(ER555F)を開発 2018年: 道路機械業界で先駆けとなる緊急ブレーキ付10tタイヤローラ(TZ704 Guardman)を開発 2019年: インドネシアの3拠点PT.SAKAI INDONESIAとP.T.SAKAI SAKTI、P.T. SAKAI ROAD MACHINERY INDONESIAを集約し、海外事業領域の拡大に向け現地生産体制の強化、中長期成長に向けた供給基盤を築くため、新工場を設立 |