これが私の仕事 |
分析方法の研究開発と品質評価 分析方法の研究開発と品質評価を行っています。「適正な量の有効成分が含有されているか」「不純物が含まれていないか」といった情報が付与されて初めて、医薬品は価値を発揮します。情報のない医薬品は、ただの怪しい錠剤でしかありません。私の仕事は、その情報を取得するために「どんな試験をクリアしなければならないのか」「どの濃度で機械に注入するのか」などの分析方法を研究開発し、その分析方法で開発段階の医薬品を評価することです。
自分が作った分析方法は研究開発途中だけでなく、開発後の生産時の品質管理においても使用されます。そのため、誰が分析試験を行っても誤差なく正しい値が得られるように、そして品質管理の負荷が少しでも軽くなるようにと意識しています。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
担当品目の試験方法を検討したときのこと 入社1年目の秋頃、ある品目の担当責任者になりました。その品目は、資料が数少ないため、不純物を検出するための試験法を作るのに苦労しました。初期の参考文献の方法では不純物の分離が上手くいかず行き詰っていた時、上司から「その文献にこだわらず別の方法を探してみたらどうか」とアドバイスをもらいました。それまで分析研究部の主要機器であるHPLCを使った論文で探していましたが、それを機に機器に固執せず論文を探し始めました。そして新たに取得した論文を参考に、UHPLCというよりスペックの高い機器であれば測定できることを発見。それをきっかけとして、無事に試験法を確立させることができました。
当時は検討方針を変えることで今までの検討を無駄にする不安がありましたが、切り替える事を肯定してくれる環境をありがたく思います。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
日本調剤が親会社である点と、つくばに根付く研究所で働きたかったから 私が薬に関する仕事を志したのは、高校での薬剤師体験がきっかけです。同じ効能を示す物質でも何種類かの薬があり、それぞれに特徴があることを知ってから、より便利な薬を「作る側」になりたい思うようになりました。
就職活動では、医薬品または健康食品の研究職を目指していましたが、その中でも1品目当たりの研究開発期間が短い後発医薬品に、特に魅力を感じていました。
そして最終的に当社を選んだ理由は2点あります。1点目は、親会社が日本調剤である点です。製薬は統合・買収が多い業界と耳にしていたため、日本調剤を親会社に持ち、調剤薬局という堅実な流通ルートを持っているところに惹かれました。2点目は、研究所が茨城県つくば市にある点です。私は茨城出身でつくば市に馴染みがあったので、地元で長く働きいたいと、入社を決めました。 |
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これまでのキャリア |
つくば研究所 分析研究部(現職・2018年4月新卒入社~) |