業種 |
自動車
化学/機械/総合電機(電気・電子機器)/エネルギー
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本社 |
神奈川
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当社はデジタルエネルギーのグローバルカンパニーであるエンビジョングループの出資を受け、グローバルなフルバリューチェーンのリチウムイオンバッテリー会社「エンビジョンAESCグループ」の日本法人として2019年4月発足しました。リチウムイオン二次電池の、電極、セル、モジュール、パックを最先端技術で開発し、脱炭素社会の実現や今後益々拡大するEVシフト等、世界のエネルギー問題の解決に貢献します。
当社の製品は、日産とNECグループ双方による研究開発の結果を継承し、量産車輌への搭載という実用段階に至りました。自動車用として不可欠な、安全性に裏打ちされた性能と品質、コストパフォーマンス、量産能力を確立。リチウムイオン二次電池のセル、モジュール、およびそれらを車種ごとにパッケージしたバッテリーパックの開発・製造・販売を展開し、世界中の幅広いお客さまに向けた展開を目指しています。 当社のセルはラミネートで封止されたシート形状が特徴で、広い表面積により高い放熱性を実現。シンプルかつコンパクトな構造のため、自動車搭載時のデザインの自由度を高めるだけでなく、コスト面でも優位性をもっています。
市場に受け入れられる二次電池を開発・生産するには、開発から、電極・電池の設計、電池モジュールやパックの電気設計や構造設計、生産のための設備や工程の設計等、様々な分野の知見の統合が不可欠です。当社は、一人ひとりの専門性を尊重する風土の中、一体となって、イノベーションを追及しています。社員は仕事を通じて技術者として成長していく一方、自身のキャリアプランを踏まえた自己研鑽を行うとともに、これをサポートする社内育成プログラムも充実しています。 様々な国籍のメンバーと共に新規開発に向け日々問題解決を行うダイバーシティな環境も当社の魅力です。
事業内容 | リチウムイオンバッテリーの開発、製造、販売 |
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設立 | 2007年4月 |
資本金 | 9,900万円 |
従業員数 | 約2000名(日本2拠点、US工場、UK工場含む) |
売上高 | 非公開 |
代表者 | 松本 昌一 |
事業所 | 神奈川県座間市(本社)
神奈川県相模原市(相模原事業場) |
沿革 | 【(株)AESCジャパン】
・2007年 オートモーティブエナジーサプライ(株)設立 [日産自動車、NEC、NECトーキンの合弁。リチウムイオン電池の企画] ・2010年10月 日産フーガハイブリッド用のバッテリーの量産を開始 ・2010年11月 日産LEAFのバッテリーの量産を開始。日産LEAFは2011年ヨーロッパCar of the yearを受賞 ・2011年4月 日産LEAFが2011ワールドCar of the yearを受賞 ・2015年8月 "車両用リチウムイオンバッテリー開発の貢献"によりInternational Battery Materials Assocoation(IBA)のIBAテクノロジーアワードを受賞 ・2015年8月 ポータブル電源 ポーチク、ポーチクビッグを発売。同時にLEAF用パワーサプライLEAF to 100Vを発売 ・2018年3月 IATF16949:2016認証を取得 ・2018年8月 Envisoon GroupがAESC買収交渉を開始 ・2019年4月 (株)エンビジョンAESCジャパン誕生 ・2020年4月 (株)エンビジョンAESCエナジーデバイスを吸収合併 ・2023年6月 (株)AESCジャパンに社名変更 【(株)エンビジョンAESCエナジーデバイス】 ・1990年 Moli Energy (1990) Limited設立 [NEC、三井物産、ユアサコーポレーションの合弁。ノートパソコン用円筒型リチウムイオン電池の開発・生産] ・1996年 世界で初めてマンガン系正極のリチウムイオン電池を開発 ・2005年 JAXAの小型高機能科学衛星「れいめい」に当社のラミネートタイプリチウムイオン電池を採用 ・2007年 オートモーティブエナジーサプライ(株)設立 [日産自動車、NEC、NECトーキンの合弁。リチウムイオン電池の企画] ・2010年4月1日 NECエナジーデバイス(株)誕生 ・2019年4月 (株)エンビジョンAESCエナジーデバイス誕生 ・2020年4月 (株)エンビジョンAESCジャパンに吸収合併 |
製品・技術 | 将来の成長領域となる環境・エネルギー事業の中核に位置づけられるリチウムイオン二次電池事業。当社は大容量ラミネート型リチウムイオン二次電池の開発・製造会社として、世界最高クラスの品質の電極・電池を提供し、持続可能な環境社会の実現に貢献していきます。 |
用途 | 近年、ヨーロッパ、中国をはじめ、世界各国で急速な「EVシフト」が世界規模で進んできており、EV市場はこれまで以上の拡大が予想されます。エンビジョンAESCジャパンは、これまで環境対応車用電池の開発・製造で培った技術、ノウハウおよび車載品質でアドバンテージを持っています。このEV市場に向け、当社のリチウムイオン二次電池及び技術を、グローバルに展開していきます。
一方で、年々進む地球温暖化対策も待ったなしの状況になっており、「脱炭素社会」の実現急務となっています。また、再生可能エネルギーの推進も世界的に進んできています。発電した電気を蓄電として貯めるだけでなく、様々な発電システムを統合的に管理し、電力を安定化させるためにも大型の蓄電池は不可欠になる等、リチウムイオン二次電池市場は更なる拡大が予想されます。 |