これが私の仕事 |
ものづくりの、基盤をつくる仕事です。 私の仕事は、様々な試験を通して素材の特性を分析すること。例えば、クライアントが新しいプロダクトをつくる際、試作品に用いる素材が適切かどうかを判断する。時にはすでに稼働中の機械やパーツの劣化を調べるために、その一部分を切り出して試験を行うこともあります。いつも一筋縄ではいかないのも、この仕事の奥深さ…。対象は鉄鋼・非金属・複合品がメインですが、同じ金属の組織測定でもサンプルによって10以上の試験方法を使い分けています。様々な環境要因・使用状況によっても差異が出てきますから、探求心は尽きませんね。モノづくりにとって、使用する素材の選定は、すべての土台となるほど重要なもの。そう考えると、この仕事は新しい何かを生み出す“基盤づくり”であると言えるかもしれません。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
難題であるほど、解決した時の喜びは、大きいものになる。 「やってみないと分からない。」昨年の夏、私が担当した案件は、まさにそんな状態でした。とある金属の劣化状況を調べてほしいと、クライアントからご要望をいただき、金属のサンプルの試験に取り掛かりましたが、分析が上手くいきません。「これもダメか…。」記録表に、失敗の文字が連なる日々…。「この状況をはやく突破しないと!」そこで私はクライアントの元に向かいました。一人で悶々と悩むより、その素材を一番知る人に相談するべきだ、と考えたのです。話を聞いてみると、その金属は加熱と冷却を繰り返す環境に置かれていたとのこと。その背景を踏まえて、試験手法を検討し直し、ついに分析に成功!クライアントにも喜んでもらえました。何度失敗しても、根気強く継続する。難しい問題こそ、解決できた時の喜びは大きいものがありますね。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
好奇心を育ててくれる。そんな風土と制度が揃っています。 当社には「自分の好きな分野を極めたい!」という社員が多いです。私自身、放射線の分析にハマり、この道を選んだ一人。分析を通して、目に見えないミクロの世界を知っていく…なんて、本当に好奇心がくすぐられますね!入社しても、そのワクワク感は変わりません。当社には事業部ごとに、さまざまな技術があり、自分の知っている世界がまだほんの一部だということを思い知らされます。また、このような社員の好奇心を、会社として認め、伸ばしてくれる風土が嬉しいですね。たとえば、資格取得制度。資格を持つと手当がつくので、皆、自分の専門分野はもちろん、専門外でも積極的に勉強しています。エンジニアとして育ち続けられる環境、それこそが当社の魅力だと思いますね。 |
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これまでのキャリア |
[ 2014年 ] 新卒で入社後、計測事業部 化学環境部に配属。
[ 2017年 ] 計測事業部 材料試験部に異動。
[ 2021年 ] 計測事業部 化学環境部に異動。 |