挑戦を続けることで、これまでの自分たちを超え、新たな市場を開拓する。
こうした「魁(さきがけ)の精神」に基づき、
江戸時代から続く300年以上の歴史を守り、高品質な日本酒をお届けしながらも
現代のニーズをとらえた新しい商品開発にチャレンジし続ける当社。
現在では商品も、日本酒の他にも調味料、化粧品など多岐に渡り
今後は発酵を核とした「総合食品企業」として発展していきたいと考えています。
「大関」といえば、「ワンカップ大関」。コンビニエンスストア、スーパーマーケットなどでよく見かけ、気軽に手に取ることができる当社の定番商品です。しかし、定番商品だけでなく、伝統を生かしつつも新商品を開発する努力を欠かさないのが当社の特徴。愛飲家向けの本醸造酒「辛丹波」や大吟醸「大坂屋長兵衛」、リキュール「わが家のレモンサワーの素」など、豊かで楽しい生活を実現する幅広い商品を、様々な容器に入れて製造・販売しています。2005年には食品の枠を超え、日本酒に含まれる潤い成分に着目した化粧品も発売。「横綱」ではなくどこまでも伸びる「大関」である私達は、常に現状に満足することなく、更なる高みを目指し続けます。
「魁の精神」を大事にする当社。業界に先駆け、様々な「初めて」に挑戦し続けてきました。その代表が「容器革命」。「コップをそのまま酒の容器に」という画期的な発想で開発された「ワンカップ大関」は、一合瓶(180ml)入り日本酒=カップ酒として日本で初めて発売された商品です。また、1979年にはアメリカカリフォルニア州での酒造りを開始。業界初の海外進出も果たしています。1999年には清酒専業メーカーとしては初めてISO14001を取得。今後も更なる「初」を生み出すため、1980年には「大関総合研究所」を設立。経験と勘に頼っていた醸造技術を科学し、品質の向上、効率化、新製品創出のため、新技術開発を中心とした研究を続けています。
「人は財」、「財を生める人を育てる」というのが当社の大切な考え方。江戸時代に創業し、300年以上の歴史を持つ当社は、礼儀を重んじる社風ながら、後輩が先輩に新商品のアイディアを提案したり、社長と社員が終業後に飲み会を開くこともあるほど風通しは良好。待遇面でも様々な施策で社員の仕事と家庭生活の両立を支援しており、平成15年には厚生労働省の「ファミリーフレンドリー企業」にも兵庫県から選出されました。新入社員研修や階層別の研修制度の実施、産・育休、介護休暇などの取得実績も多数あるため離職率も低く、従業員の平均年齢は45.0歳。これからも人と人との関わりを大切にしていきます。
事業内容 | ・清酒などのアルコール飲料、食品類の製造
・研究用酵素等の製造販売 ・化成品開発販売 ・タンパク質受託生産 など 暮らしに潤いを、時間(とき)に楽しさを。 日本酒、梅酒、リキュール、焼酎をはじめ、調味料、食品、化粧品まで、永年培ってきた酒造りの技術と新たな 発想により、21世紀のテーマである「安全・安心・健康」を視野に入れたおいしい商品を作り続けています。 現在、日本酒を柱としながらも、それを超越すべく、発酵を核とした総合食品企業として脱皮を図っています。 日本酒にこだわらず、食品類の製造販売、化成品開発・製造販売、化粧品販売など新たな路線も開拓していま す。 |
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設立 | 設立/昭和10年10月1日(1935年)
創業/正徳元年(1711年) |
資本金 | 1億円 |
従業員数 | 348名(2024年4月1日現在) |
売上高 | 131億900万円(2024年3月末現在) |
代表者 | 代表取締役社長 長部訓子 |
事業所 | 本社 西日本支店 本社工場/西宮市今津出在家町4番9号
札幌支店 /札幌市中央区南一条西1丁目2番地(松崎ビル) 仙台支店/仙台市宮城野区榴岡5丁目1番23号 仙台Kビル7階 首都圏支店/東京都中央区日本橋蛎殻町1丁目33番11号 中部支店/名古屋市中村区名駅南1丁目12番9号グランスクエア名駅南7F 九州支店/福岡市博多区博多駅東2丁目2番2号(ハニービル) |
関連会社 | 吹上焼酎株式会社、株式会社越後酒造場
関寿庵株式会社、OZEKI SAKE (U.S.A),INC. 白菊酒造株式会社、鳴滝酒造株式会社、大和酒造株式会社 |
沿革 | 1711年(正徳元年)
初代大坂屋長兵衛(長部文治郎の始祖)が今津村で創業。 1764年 酒銘「万両」登場。 1810年 私費で今津港口に常夜燈を建設。 1884年 10月 この年に商標条例が発令され、それまでの酒銘「万両」を「大関」と改めて商標を出願。 1935年 10月 株式組織に改め「株式会社長部文治郎商店」設立。 1945年 空襲の為、本社の殆どの施設を焼失。 1957年 南極観測船「宗谷」に大関を積み込む。 テレビに大関のスポット広告を開始。 1958年 大相撲優勝力士に7月場所より大関杯を贈呈。 1960年 特級「デラックス大関」700ml瓶詰発売。 そのパッケージデザインで通産大臣賞を受賞。 1962年10月 社名を「大関酒造株式会社」に変更。 1964年10月 1級「ワンカップ大関」発売。 業界にさきがけ開発したこのカップ容器は、後に日本酒のヒット商品となる (1979年9月、容器の開発と普及に貢献した業績に対し、石川弥八郎賞を受賞)。 1965年11月 灯台記念日に「大関酒造今津灯台」復元完成。 1968年海上保安庁より、航路標識として正式に認定される。 西宮市重要文化財。 1976年 1級「はこのさけ」1.8L詰テスト発売。 そのパッケージで1977年通産大臣賞受賞。 1991年 4月 大関株式会社へ社名変更。 新社是、コーポレートロゴの制定。 1995年 1月 阪神淡路大震災で本社施設被災。 1995年 4月 ニューヨーク事務所開設。 2010年 11月 今津灯台創建200周年。 2011年 10月 創醸300周年。 2014年3月 カイコによるタンパク質生産サービスをスタート。 2015年9月 真富士屋食品株式会社(静岡県/静岡市)の全株式を取得し完全子会社化。 2015年 10月 本社工場にて食品安全の国際規格FSSC22000の認証を取得。 |
二つの酒蔵 | 大関のお酒は、灘の西宮本社にある『寿蔵』『恒和蔵』2つの蔵から、
匠の五感と技の極致によって生み出されています。 【寿蔵】 昭和35年(1960)に完成。高級酒を主体に日本酒を生産している蔵です。 コンピュータによる発酵の自動制御や日本酒度予測を行い、 吟醸用白米の自動処理装置などを駆使して、年間を通した酒造りを実現しています。 伝統的な酒造りに最新の技術を導入し、 優れた品質の維持と生産の効率化を同時に進めています。 【恒和蔵】 昭和28年(1953)より稼働していましたが、 阪神・淡路大震災で倒壊した和光蔵と一体化しました。 平成8年には、全工程にわたり最新の制御装置を組込んだ新しい『恒和蔵』が完成。 品質と生産性の向上を共に実現しました。 白米1日24トンの仕込み能力を持ち、これからの大関を背負って立つ主力蔵となっています。 この2つの蔵には、総合研究所で開発された最新の技術が導入され、 いつまでも、また、いつでもお客さまに安心してご愛飲いただける おいしい日本酒を造り出しています。 |
採用活動開始時期 | 採用活動の開始は3月以降です。 |