これが私の仕事	ビル管理技術者として後輩にもアドバイスする立場に。入社から7年間ずっと同じビル（地上14階/地下2階）で設備管理業務にあたっています。普段は点検が中心になりますが、改修が必要な部分についてはプロジェクトを組んで直していきます。時間の経過とともに当然古くなる設備もありますし、テナント様の要望で改善ほしてほしいという場合も出てきます。現在の立場は副主任。後輩が増えてきたことで、管理技術者としてもっとステップアップしていかなくてはという気持ちは強くなりました。仕事をしながら電気工事士の資格を取得したのもその考えからですし、現場で何か対応するたびに気づいたことをノートに書き留めるようにもしています。やはり質問を受けたらすぐに適切に答えられるようになりたいですから。

だからこの仕事が好き！一番うれしかったことにまつわるエピソード	困難を乗り越えながら初めてまとめた数百万円の改修案件。自分で初めてまとめた改修案件が印象に残っています。トイレ内には人を感知して水を流すセンサーがついているのですが、耐用年数が切れかかって、年に数個ずつ不具合が出るようになっていました。そこで、センサーの一斉交換と同時に止水栓の交換、配管の交換もやってしまおうという計画を立てました。でも、そこからが大変でした。仕上げた計画書を上司に見てもらったところ、「これで数百万円の予算を出してもらうなんて絶対無理、お客さま目線で考えて。」と厳しく注意されてしまったのです。そこから部品や工事費の見積もりを何度も取りなおし、工期についても練り直しました。計画書にOKが出たのは3回目。この経験で「仕事とはこうやって進めるものだ」という基礎が身についたような気がします。自分を成長させてくれた仕事でしたね。

ズバリ！私がこの会社を選んだ理由ここが好き	充実した仕事をするためにワークライフバランスも重視。大学時代の専攻は海洋工学部。友人には専攻を活かして造船関係や船乗りになる人も多かったのですが、私はもっと幅広く就職先を考えたいと思っていました。そこで、いろいろな会社を幅広く訪問しながら、徐々に絞り込んでいった感じです。その時、重視したのはワークライフバランス。学生時代、アルバイトをしていた業界では、時間が不規則で社員がみんな疲れている印象がありました。どうせやるなら毎日充実して働きたいので、そのあたりはOB訪問の時にも確認しましたね。もちろん電気や機械などの工学系の知識が生きそうだと思えたことも大きなきっかけになっています。

これまでのキャリア	入社からこれまで、ビル管理技術者として港区のオフィスビルに勤務。【保有資格】電気工事士(第二種)、他

この仕事のポイント

	快適なオフィスづくりを支える仕事
	臨機応変な対応力が必要とされる仕事
	企業を相手に商談を行う仕事
	客観的に整理・分析する能力が身につく仕事
	何事にも粘り強さで勝負する人向きの仕事

先輩からの就職活動アドバイス!

学生時代には何が向いているのか正直わからないこともあると思います。わからなければ「まず行動してみること」じゃないでしょうか。OB訪問でも何でもいいので、直接話を聞いてみることで、イメージが固まってくると思います。私は100社ぐらい当たりました。そのうち実際に応募したのは10社ぐらいですが、自分が納得できるまで調べることができたのは本当によかったという気がしています。