| これが私の仕事 |
【化学メーカー】化学反応を助ける「触媒」の開発研究 私は化学メーカーで触媒の開発や分析に携わっています。触媒とは、化学反応の際に自分自身は変化せずに反応を助ける物質であり、原料から複数の反応を経て製品を生み出す化学メーカーにとって不可欠な存在です。より効率的で高収量のプロセスを構築し、製品の価値を高めるためには、性能の良い触媒の組成や反応条件を見つける必要があります。私が所属する部署ではこうした触媒の開発を目指しており、私は反応の前後に触媒をサンプリングし、表面の特性や含有元素の変化などさまざまなパラメータを分析しています。自分の分析結果が開発の方向性を左右し、何万トンもの大型プラントに使われるため、責任感とやりがいのある仕事です。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
ハイレベルで多彩な就業先が知的好奇心を刺激! 仕事を通じて、これまで知らなかった現象や、扱ったことのない装置や技術など新しい知識を得られるのが何より楽しいです。科学の根底にある物理現象は普遍的ですが、それがさまざまな分野でどのように応用されているか、その多様性に触れるたびに、もっと多くの知識を得たいというワクワク感が湧いてきます。エウレカの環境では、これまでの経歴に関わらず、やる気や希望次第で多様な研究現場に携わることができます。私は1社目の公的機関でバイオ系の基礎研究に従事し、未解明の現象の解決を地道に探る面白さを経験しました。一方、現在の職場では、実際のプラントを動かし製品を生み出すことに直結しているため、規模の大きさや開発現場のスピード感に新鮮さを感じています。 |
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| ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
自分の意思で「理想のワークライフバランス」を追求 研究職でありながら、一つの会社や場所に縛られず、自分の意思で道を切り拓けるエウレカの環境が私の理想の働き方だったため、入社を決めました。就活中は何を優先すべきか迷っていました。技術者としてものづくりを通じて社会貢献したい一方で、プライベートの事情から働きたいエリアにも希望がありました。しかし、一般的なメーカーの研究職では勤務地の選択肢が限られており、営業や事務の知識や自信もありませんでした。そんな時にエウレカを知り、社員一人ひとりに寄り添う社内サポートや、多くのロールモデルとなる先輩社員がいることに安心感を覚え、決め手となりました。 |
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| これまでのキャリア |
工学部化学系出身で、学部4年では無機化学、大学院では分子生物学を専攻しました。入社後の最初の配属先ではiPS細胞から臓器を作る研究に携わり、現在は化学メーカーで触媒の開発・分析に取り組んでいます。 |