これが私の仕事 |
【エネルギー業界】リチウムイオン電池の試作、評価業務 私は大手エネルギー業界の会社で、電池内の正極部分にあたる電極シートの試作や、そのシートを用いての電池の作製&評価業務を担当しています。電池作製には、グローブボックス(GB)と呼ばれる外気と遮断された状態で作業を行うことができるよう、内部に手袋を介して手だけが入れられるように設計された機器を用いて行います。電池を作製し、作製した電池の電圧が規定の値からずれがないか確認してから充放電試験を通して評価します。学生時代では経験した事のなかったサンプルの秤量、電池の組み立てなど細かい作業が多く、手袋を4重にして作業を行わなければいけないので、手先の器用さが一番求められます。同じ実験室内には知識が豊富な方もたくさんいて毎日多くのことを吸収して勉強に励んでいます。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
最先端の技術に自分が携われること 就業先でやりがいを感じていることは、自分の得意なことを評価してもらい多くの仕事をいただけるようになったことです。配属されたばかりの頃は、主に評価に回せる電池を作製していました。作製した電池の精度を確認するために1種類のサンプルにつき3つの電池を配線につなぎ、電圧の値にばらつきがないかを初期電圧と測定後のデータで確認します。精度が安定しないことや途中で短絡してしまったことも多くありました。失敗を克服するために要因について上司や先輩社員に確認をとり、材料の混ぜ方やペレットへの力のかけ方などの工夫をしました。その結果、安定した精度で作製できるようになり、多くのサンプルで電池試作の依頼を任されるようになったため、とても嬉しく感じています。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
スキルアップをしながら希望するキャリアを目指すことができる 私がこの会社を選んだ理由は「実験に携われること」「自身の会社でスキルアップができること」の2点です。大学では理学部を専攻し、研究室での実験もとても楽しかったので社会人になっても実験ができる環境で働きたいと考えました。エウレカは多くの大手企業と取引しているため、最先端の機器や実験に携われることに対して魅力的に感じています。また、社内では自身のキャリアをサポートしてくれる環境が整っており、マンツーマンでキャリアの相談ができる制度や、技術だけでなく自身が主体的に活動することでスキルを磨く研修など、学びの場がたくさんあります。自身のキャリアと向き合いながら、今の自分には何が必要なのか、不足している能力をエウレカの活動や研修で磨くことができるところも魅力の一つです。 |
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これまでのキャリア |
学生時代には有機合成を専攻しており、天然物の合成研究を行っていました。 2020年に新卒で入社後、現在まで全固体電池の試作、評価業務に携わっています。 |