これが私の仕事 |
【国立大学】ATP合成酵素の新たな計測方法開発 私は現在、国立大学の研究室に所属し“ATP合成酵素”の研究に携わっています。中でも私は、ATP合成酵素をより高い活性で働かせるためのスクリーニング系の構築と、活性の『新しい計測方法』の検討・開発を担当。実は、酵素が分解されたときの反応を見て計測を行う従来の方法は『集団としての動き』しか見ることができません。しかし、同じ酵素でも単体では違う働きをする可能性も視野に入れ『1分子だけの動き』を計測する方法を開発しているんです。現在はインフルエンザの診断薬としても活用されていますが、もし違う働きを発見できれば、ATP合成酵素に対する考え方や活用方法が変わる可能性があります。さらにこの計測方法を一般化できれば、違う酵素・創薬に対しても応用ができる可能性が拡がります。まさに最先端の開発に携わることができています。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
ノーベル化学賞の受賞に貢献した教授のもと、研究に携わっています! ATP合成酵素の構造とはたらきを解明したことで、1997年にアメリカの化学者がノーベル化学賞を受賞しているのですが、この受賞のきっかけとなった論文を”院生時代”に作成したのが、私が所属する研究室の教授なんです。現在は直接のやり取りはまだ多くないものの、世界的な権威のいる研究室に所属できたこと、グループの一員として手を動かせていることが非常に嬉しいですね!
また、私が今一緒に研究をしている上司は40代のベテラン研究者。尊敬している分、一つひとつの実験に対する責任感も大きいですし、実験ノートをつける際にも細心の注意を払っています。緊張感はありますが、実験結果がでたことを上司に報告して喜んでいただけたときは大きな達成感があります。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
研究者に寄り添う環境と、経験が活かせる豊富なプロジェクトがあります。 入社前の段階からわざわざフォロー担当の方が研究室まで会いにきて下さったり、先輩社員との交流の場を用意して下さったりと、就活生の一人である私にも親身に寄り添ってくれたことが本当に嬉しくて入社を決めました。また、私は院生時代にアレルギーの薬となるようなタンパク質を生成する研究を行っていたのですが、この研究を通して培ってきたバイオ系の知識や経験が、一体どのような企業・プロジェクトから必要とされるのか、自分だけでは判断できず色々と悩んだこともありました。しかしながら多彩なプロジェクトに携わることができるエウレカでなら、自分の適性に合った研究を見出すことができます。配属先を楽しみにしていたので、出身校から声が掛かったときは驚きましたね。 |
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これまでのキャリア |
2020年4月に入社後、大学の研究室に所属しATP合成酵素の研究に携わっています。 |