これが私の仕事 |
産地に求められる品種の開発 キャベツ育種の副担当として、各産地での気候や環境から品種に求められる特性等の情報をもとに、農場や現地圃場での栽培試験を通して新しい品種を開発しています。できた品種を各産地の農協、種苗店、生産者の方に試験してもらい、生の声を聞くことも重要。品種の評価はもちろん、最近産地で問題になっていることや増えてきている品種などの情報は、今後の開発の参考になるためです。
私はまだ知識が浅いので、産地巡回に行った際はわからないことをどんどん聞いて、ここでしか得られない情報を少しでも集めるよう心がけています。農場での作業は、播種から畑の管理まで農家と同じことをするので身体的に疲れることも多いですが、自分の考えた組み合わせや系統が次の年にどんなキャベツになるのかを見るのはとてもワクワクして面白いです! |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
作りたいキャベツに一歩前進 自分で考えて交配した種の中から、次の年に自分が意図した形質をもったキャベツができたときは嬉しかったです。最初はキャベツを見ても品種の違いがほとんどわからず、どんなキャベツを目指せば良いのかも全くわかりませんでした。そこで、正担当である上司にアドバイスをもらいながら農場で毎日キャベツの調査をし、現地でも様々な情報を収集。そうしていくうちに徐々に品種による違い、目的の形質がわかるようになりました。
育種の目標があってもその通りの品種を育成するのは難しく、新品種開発は長い年月がかかります。それでも、育種の途中段階で自分の思い通りのキャベツができてくるととても嬉しいです!今後もたくさんキャベツを見て、たくさん情報を集めて、より良い品種開発をできるように頑張っていきます。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
日本の農家に貢献したい 学生時代に農家の方の話を聞く機会や、研究室で品種を比較栽培した経験を通して、品種一つで野菜の作りやすさが変わることを実感。この経験がきっかけで、野菜の品種を作る仕事に興味を持ちました。種苗会社等の農業系企業を中心に就職活動をする中で、カネコ種苗は品種開発だけでなく、農薬や資材等も扱う農業総合企業として農業を総合的にサポートしている点に惹かれました。
また、インターンシップに参加した際の会社の雰囲気にも魅力を感じ、入社を決意。入社後3つの部署を経験しましたが、どの部署でも雰囲気が良く、優しく協力的な先輩社員がいるので、とても働きやすい職場です。 |
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これまでのキャリア |
2021年4月に新卒入社、約1ヵ月社長室に仮配属後、種苗部業務グループに配属
2022年6月にくにさだ育種農場第3グループに異動。現在に至る。 |