| これが私の仕事 |
社内外への栽培サポートと育種 食用カボチャの育種副担当として業務を行っています。育種担当の仕事は大きく既存品種の栽培技術サポートと新品種開発に分かれます。
生産者様を対象とした産地での栽培講習会や圃場巡回は営業担当と情報を共有しながら行います。直接、農場へ栽培上の疑問点を電話して下さる生産者様や社内の営業担当からの問い合わせ対応も既存品種を安心して作って、売ってもらうために重要な業務です。
品種開発については自分の課題を持ち、主担当である上司と相談しながら進めています。野菜の種は播いて、育てて、収穫してもらうものです。自分でもやってみなければ品種の評価ができませんので、繁忙期は一日中農作業を行うこともあります。日焼けや筋肉痛、泥汚れ等悩まされることも多いですが、自分の考えたカボチャが育っていくのを見るのはワクワクします。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
作りたいカボチャに近づいた! 初めて自分で考えて種を取ったカボチャの中から有望そうなものが育った時は嬉しかったです。カボチャといっても、樹ぶりや花の咲き方など果実以外にも様々な形質があります。そういった素材を目標としている形質になるように組み合わせて行くのですが、なかなか思うようになりません。さらに、カボチャの蔓は1日に数十cm伸びるので、始めの内は管理に手をとられ、あっという間に調査したかった時期が過ぎ去ってしまったことがありました。農場には農作業を補助してくれる方々がいるのですが、どの調査や管理まで自分で行うべきなのか、この調査は補助の方に任せられるのではないかと仕事を振り分け、時間の使い方を無駄にしないよう努めました。効率的に求めるカボチャを作るための環境づくりをするために、今後も改善を重ねていきたいです。 |
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| ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
生産者に寄り添った開発 実家が枝豆農家であり、父が種苗会社の枝豆のブリーダーとこんな話をしたんだという話を聞く機会が度々ありました。自分の育種した品種について、直接生産者に話を聞き、課題を見つけ、新しい品種を生み出す仕事に憧れました。
就職活動では種苗業界を中心に、直接、商品やサービスを利用する人に会える仕事を探し、説明会等に参加しました。最終的には私の地元・群馬に根ざし、生産者に寄り添った育種を行えると思い、この会社を選びました。育種には年月がかかるため、まだ自分の作った品種を産地へ持っていくことはできませんが、既存品種に対しより良い評価を頂けるよう、栽培方法の試験を行って産地に適した方法をお伝えすることに努めています。生産者に寄り添った品種開発の実現に向け第一歩を踏み出していると感じています。 |
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| これまでのキャリア |
2019年4月に新卒入社。3ヶ月の仮配属期間を経て、2019年7月にくにさだ育種農場第1グループに配属。現在に至る。 |