株式会社山本鉄工所

様々な用途の油圧プレス機を製造していますが、なかでも民間企業向けの合板用プレス機は3～4階建のビルに相当する高さがあり、圧倒的なスケール感を誇ります。積み重ねてきたものづくりの技術と経験を存分に発揮し、生活に身近な住宅産業や自動車産業などの幅広い分野で、お客様の製品づくりを支える私たち。得意先は全国の大手企業から海外まで、世界30カ国以上に輸出されています。さらに独自のプレス技術を応用し、粗大ゴミの切断機やゴミの圧縮機などの環境機器を開発。機械メーカーでありながらプラント内部の全体設計も手がけ、自治体から高く評価されています。お客様は幅広く、業界の景気に左右されないことも私たちの強みです。

当社の社員は主に、技術職、営業職、プラント設計職として活躍中です。技術職は巨大な産業用プレス機や、リサイクルプラント用の環境機器を完全オーダーメイドで手がけるため、大きな達成感が味わえる仕事です。営業職は得意先の窓口として信頼される対応を。また、新規顧客の開拓に向けて、プレス機を使ったゴミ処理や再利用化の新たなニーズを自ら調べ、実験し提案できる自由度や面白さがあります。リサイクルプラントの設計を行うプラント設計職は、私たちにとって身近なゴミ問題を解決するために欠かせない職種です。世界的にSDGsへの取り組みが求められる今、いずれの職種も環境問題の解決にアプローチできる社会貢献度の高い仕事です。

「鋼鉄の5倍の強度で1/5の軽さ」という夢の新素材と呼ばれるセルロースナノファイバー（CNF）。植物繊維由来で、生産・廃棄に関する環境負荷が低いことで注目されている新素材です。今回、製紙メーカーと徳島県工業技術センターとの3社で共同研究を行い、脱水／乾燥方法の課題を解決。生産性が高く、高配合のCNFを成形する装置の開発に成功しました。海外の展示会では驚き持って迎えられ、軽量化が求められる電気自動車やスポーツ用品、海に落下しても生分解されることから航空宇宙関係で期待を集めています。今後も新素材の開発をはじめ、私たちが有する油圧やプレス機の技術を応用できる業種を探し、果敢にチャレンジしていく考えです。