大学で惑星形成の理論研究をしていたT氏。最先端の新たなことに挑み続ける探究心はやがて研究分野の枠を超え、自身の知の領域を広げたいという望みへ変わった。そこから、教育という現場で“人間の知”を広げる取り組みを志すようになったという。「大学でプログラミングや数値を学んでいたので、教育とそれらを組み合わせた仕事に就きたいと思い、ナガセを志望しました。ICT授業を最初に始めた企業で、何十万人もの生徒がいる。教育業界で一番データを持っていそうな点に、理系の心が疼いたんです」と当時を振り返る。

情報系の専攻を活かしてITエンジニアのキャリアを究めたいと志望した私が注目したのが、国内最大級のエンジニアリングサービス企業、テクノプロ・エンジニアリング社でした。6,000名以上の技術社員が、大手企業の様々なプロジェクトを支援しているので、必ず大きく成長できると思ったからです。実際、2020年の入社以来、金融インフラ構築のビッグプロジェクトに参画し、規模も内容も、すべてが第一級の環境のもと、5年目の今ではサブリーダーにステップアップしました。さらに上を目指してチャレンジしています。[高木 優作]

「まだ見ぬテクロジーの空へ。」を合言葉に、ITで情報社会を支えるＳｋｙ株式会社。1985年の創業から幅広い分野のソフトウェア開発を行い、順調な成長を続けている。自社パッケージ商品の開発・販売を行う一方、ADAS（先進運転支援システム）や電動化の実現に必要な車載ECUなど、カーエレクトロニクス分野での先端技術開発も行っている。女性技術者としてカーエレクトロニクス開発のキャリアを積み重ね、現在はステアリング部分のECU開発を行う工学部情報画像学科出身の山桐に学生時代の専攻を活かした働き方を取材した。