「その製品なしには、世界の○○産業は成り立たない」とまでいわれる企業が、日本には多く存在します。他の追随を許さない特許技術を持っていたり、世界シェアトップの製品を展開していたり。そんな世界レベルの独自技術や製品を持ちながらも、縁の下の力持ち的な役回りで、名前を知られていない企業も実に多いのです。そこで今回の特集は、モノづくり大国ニッポンを代表する、世界を席巻する企業のスゴイ技術を集めてみました。「REPORT」では、技術の詳細に加え、技術者を支える仕組みや制度にも迫ります。
技術を、未来を、SUMCOと動かせ。
スマートフォンやテレビといった製品の頭脳にあたる半導体デバイスの中枢を担う基板材料があります。それは、当社が開発・製造・販売を手がける「シリコンウェーハ」です。半導体デバイスに使われている「シリコンウェーハ」は、身近な製品以外にも医療やIT、自動車、交通システムなど、あらゆる産業に必要なモノとして世界中で活躍しています。SUMCOの「シリコンウェーハ」は、世界シェア第2位を誇っており、先進技術を、便利なIoT社会を支えていく、世界に“必須”なモノをSUMCOはつくっています。
"世界で戦える"証拠
■世界シェア:第2位 ■海外売り上げ比率:約8割 ■TSMC社(世界トップの半導体ファウンダリー)からは、10年連続で「Excellent Performance賞」を受賞
未来を拓く技術を、つぎつぎと。
スマートフォンやテレビといった製品の頭脳にあたる半導体デバイスの中枢を担う基板材料があります。それは、当社が開発・製造・販売を手がける「シリ…続きを読む
株式会社SUMCO
[業種]非鉄金属 (関連業種) 金属製品 /半導体・電子部品・その他 /家電・AV機器 /総合電機(電気・電子機器)
世界の先端開発を“カガク”で支える研究開発型企業。
【カガクで次世代技術を次々にカタチにする】奥野製薬工業。これまで様々な産業分野に革新をもたらす新技術を生み出してきました。中でも「めっき加工」の分野においては多くの特許を持つなど、世界トップクラスの技術力を誇ります。そんな奥野製薬工業が新たに開発した無電解銅めっきプロセスが「OPC FLETプロセス」。この技術は、半導体パッケージ基板の信頼性を飛躍的に高め、圧倒的な高密度化を実現する。まさに、世界に革新をもたらす技術です。最先端の開発を通して未来を創造していく。それがOKUNOの技術者のミッションです。
表面処理部門,、食品部門、無機材料部門をあわせ、全社で約150件を超える特許を保有。表面処理部門においては海外20か国で約100件の特許を取得。環境配慮型のプラスチックめっき前処理薬品でシェア80%超を誇る。
基板の高密度化を実現し、AIや自動運転技術の発展を牽引する。
あらゆる電子機器にはプリント配線板と呼ばれる電子回路を集積させた基板が搭載されている。近年、スマートフォンやPCをはじめ様々な電子機器の高性能…続きを読む
奥野製薬工業株式会社
[業種]化学 (関連業種) 半導体・電子部品・その他 /食品 /ガラス・セラミックス /自動車
世界トップクラスの市場シェア31.4%。各地の都市・資源開発を支えるタダノ製クレーン
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2013年に発売された、タダノ製ラフテレーンクレーン【GR-1600XL】。機動性・操作性が高く、資源開発や都市開発など多彩な現場で活躍できるラフテレーンクレーンは、北米・アジア・中東など、至る所で需要が高まっている。そんな中、GR-1600XL は145トンという世界最大級の吊り上げ能力を実現し、注目を集めた。1955年、国内初の油圧式クレーンを開発して以降、建設用クレーン分野で国内トップの売上シェアを獲得し、海外市場も積極的に開拓するタダノ。その発展の原動力は、画期的なクレーンを世界に発信し続けるエンジニアの努力だ。
連結売上高約2000億円のうち、海外売上が既に50%以上。世界での当社売上シェアは31.4%と存在感を増している。目標は売上比率で世界:国内=80:20。そして「LE(Lifting Equipment)世界NO.1」メーカーだ。
零下の北米でも、酷暑の中東でも、変わりなく性能を発揮できる。
2015年2月。ラフテレーンクレーン【GR-1600XL】の開発を担当した日下文嗣は、カナダの資源開発現場に立っていた。現地でのGR-1600XLの稼働状況を確認…続きを読む
株式会社タダノ
[業種]機械 (関連業種) 輸送機器 /自動車 /商社(機械)