これが私の仕事 |
お客様の要望に沿った試作品製造 お客様からの要望に応じてゴムの特性を向上させるために配合設計を行っています。
具体的には練り工程に使う薬品を選別し、試作品を製造します。要望に合致した試作品を製造しなければ量産には繋がりません。特性や価格をどこまで近付けるかがカギ。技術グループのメンバーと話し合った上で製造に進みます。
製造する上でまず始めに過去の試作知見から類似の配合を探し、少しずつ薬品を改良していきます。弊社では1,000種類の薬品を所有。その中から薬品を選んで改良。薬品ごとに試作品の特性や価格が変化してくるため、何度も改良を繰り返し試作品製造を行います。
量産に繋がるまで早くて1カ月以内、中には2~3年、もちろん繋がらない場合もあります。私は製造した試作品が量産に繋がり、製品として世の中に出たときにやりがいを感じます。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
困難なこともチームで成し遂げる 2年前に薬品が使えなくなる製品が出てきました。この製品は元々の規格も厳しく苦労したもの。しかし薬品が使えなくなるため、配合比率のベースを残しながら配合を繰り返し試作品を製造。4日間100℃環境の中に試作品を入れ、耐熱性を見る老化試験では劣化しすぎてしまい生地が粉っぽくなりすぎてしまいました。類似薬品の配合ですぐに完成させられると思っていたが何度試作品を製造しても規格に入らなくなり苦戦。そこで既存の薬品ではなく全く新しい薬品を使う方向に思考を変え、薬品メーカー様に相談。ポリマーメーカーが開発中のグレードが高い薬品に変更しました。耐熱性、耐寒性共に規格に合致し遂に完成。ここまでに1年半の月日を51回試作品を製造しました。メンバーと共に達成感を味わえたと同時に安堵感でいっぱいでした。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
社長の人柄が魅力的でした 私は「大学時代に学んでいた化学の知識が活かせる」かつ「新たな分野に挑戦できる」の2軸で就職活動を進めていました。様々な業種(化粧品、繊維、紙など)の説明会に20~30社ほど参加。その中の1社が東知でした。選考に進みいよいよ社長面接。面接というよりもほぼ対話がメインだったことを今でも覚えています。そこで社長の仕事に対する熱量に惹かれ入社を決意しました。社長の空気感が会社に反映されており、個々の社員も熱量が高く、1つの事を皆で知恵を振り絞って協力して成し遂げている社内の雰囲気も入社の決め手。私は「ゴム」が専門分野ではなかったが、化学の専攻を活かせて新しい分野に挑戦できる2軸もマッチングしていたため、入社後も楽しみながら仕事に取り組めています。 |
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これまでのキャリア |
入社→第1グループ(1年3カ月)→第3グループ(3カ月)→第2グループ(6ヵ月)→技術グループ(現在) |