突然ですが皆さん、来年入社する会社を「納得して」決めることができていますか?
なぜ私がこんなことを聞くのかというと、会社選びにおいて、自身が「納得できていない」要素があると、その懸念は入社してから、より顕著に感じてしまうことが多いからです。8月になり、就活終盤の方や既に終わっている方がほとんどのこの時期に、あえてこんな問いを投げかけてみました。
なぜあえてこの時期なのかというと、まだ間に合うからです。まだ軌道修正できる時期だからこそ、まだ就活に本気になれてない方、選んだ会社に確信が持てない方、なんとなく入社する会社を選んでしまった方に、改めて考えてほしい内容でしたので、あえてこのタイミングで記事を起こしました。
そもそも納得とは?
そもそも「納得」という言葉の意味をインターネットで調べてみると、
“他人の考えや行動などを十分に理解して受け入れること。わかってのみこむこと。理解して肯定すること。”という説明が出てきます。
この言葉を就活に当てはめて考えてみると、企業が公表している企業理念や事業内容、社風、制度、福利厚生などのあらゆる情報をしっかりと理解して受け入れ、のみこむことができる状態が、「納得した会社選びができている状況」となります。
ただ、会社に関する情報全てが、自身の理想にすべてマッチしている会社って少ないです。(ほぼないと言ってもおかしくないレベルかと思います。)だからこそ会社を選ぶ上で、自分が一番譲れない要素が何かということと、優先順位を付ける作業が必要ということは、皆様もご理解されている内容かと思います。
では皆さん、入社予定の会社や選考中の会社は一番譲れない要素が叶えられる会社ですか?
優先順位が高い要素は理想と近い形で働けそうですか?そして、優先順位が低いと思っていた要素でも、実際に働いてみると、意外と大事なポイントだったと後悔することもあるので、働くイメージを湧かせて考えてみることも大切です。就活をしていると、内定を取るためだけの活動をしてしまうことが多くあるかと思いますが、自分の意志を確立していないと、後悔する可能性がかなり高いので(よっぽどこだわりない性格でない限り)、改めてよく考えてみていただければと思います。
実際に当社でも今年の新卒で、内定式までは他社に入社予定でしたが、配属が発表されたタイミングで希望の業務ができないことが判明し、冬選考で当社にエントリーし、入社を決めた社員もいます。収益不動産を扱いたかったが、賃貸仲介の部署に配属となったことが原因です。彼は業務内容と得られるスキル・経験を大切にしていたため、入社直前の時期にも関わらず、入社する会社を変えるという大きな決断をしました。今では、「習得するべき知識の量が多かったり、アウトプットが難しかったりと、大変なことは多くありますが、自分がやりたいと思っていたことだから、とても楽しいです」と言っているほどです。
皆さんの人生はそれぞれのものです。就活は人生を豊かにするための単なる手段でしかありません。新卒の就活は人生で一度きり。妥協ではなく、是非「納得した状態」で会社に入社してください!応援しています。