これが私の仕事 |
施設で出会った子どもや保護者が「笑顔」でいられる道を模索しています。 施設に入所している子どもが早期に家庭復帰できるように、関係機関と連携しながら支援を行っています。子どもたちの入所理由は様々。ケースによって対応策は異なります。そのため私たちは、保護者や児童相談所との面談を重ねながら、解決策を模索しています。具体的には、子どもにとって安全安心な家庭環境であるかチェックしたり、家庭復帰までの課題や復帰後の見守り体制について話し合ったりしています。この仕事を行う上で一番大事なことは「子どもたちの最善の利益」を考えること。出会った子どもや保護者が笑顔でいられるような支援をしています。そして卒園後のアフターケアも私たちの仕事。「いつでも気にかけているよ」という想いが伝わるように、誕生日に電話をかけたり、受験期に応援メッセージを贈ったりと、定期的に関わりを持っています。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
当時小学生だったあの子も、いまでは…… 5年前、施設で一緒に生活をしていた女の子が里親委託となりました。その子は、私の脱いだ靴を綺麗に揃えてくれる心優しい女の子でした。委託となった当時は小学生。まだ幼かったその子が、里親宅で元気に暮らしているか気になり、私は誕生日や長期休みなどで定期的に連絡を取っていました。そんな彼女も今では高校1年生。里親宅ですくすくと成長し、高校入学前に施設へ顔を見せに来てくれました。「一緒に写真撮ろうよ」なんて元気に声をかけてくれて、私は心が温かくなりました。大きくなったその子が元気に過ごしている姿を見られたことが何よりも嬉しかったのです。私たちのもとには沢山の卒園生が遊びに来てくれます。時には、親になって子どもと一緒に来てくれることも!巣立った後も、子どもと良い関係が築けることは、この仕事の魅力ですね。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
一緒にご飯を食べたり、寝かしつけたり、他ではできない経験ができる場所。 私は大学で学んだ知識や実習での経験を活かし、子どもと関わる仕事に就きたいと考えていました。職場選びの基準は特に設けず、保育園・幼稚園・児童養護施設・児童館・障害者更生施設など、様々な職場を見学しました。当時は自分のやりたいことと、仕事内容がマッチできるような場所を探していたような気がします。様々な職場を見学した中でも、児童養護施設の仕事には特に惹かれました。児童養護施設では、子どもたちの生活の全てに関わります。一緒にご飯を食べたり、寝かしつけたりと、家族のような距離感で接することは、他の職種ではなかなか経験できないことだと思いました。そして数ある児童養護施設の中でも、学生時代にインタビューし、良い印象を持っていた「三晃福祉会」に入職を決めました。 |
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これまでのキャリア |
【入職】2008年4月 母子生活支援施設「虹ヶ丘園」で児童指導員として子どもや保護者への支援を行う→2012年4月 児童養護施設「東光虹の家」へ異動→2017年4月 児童家庭支援センターこども家庭相談室兼務 |