これが私の仕事 |
自動車に使われるPUFの開発・試作から生産ラインの立ち上げまで全般です。 私の所属する事業部の名称通り、主に自動車に使われるPUF(ポリウレタンフォーム)の開発・試作から生産ラインの立ち上げ、安定稼動のためのチェック・改善など、モノづくりのプロセスの全般に携わっています。試作段階からモノづくりに関わるので、モノづくりの全体像を俯瞰して見られます。
試作の仕事は、素材探しから始まります。シートメーカーなどのお客様から、製品に求められる性能や仕様、条件などをお聞きして、どんな原料がいいかを組み立てながら、「こういう形状の方がつくりやすい」などと生産現場の人たちから意見を聞きつつ、試作品として仕上げていきます。だいたい一つの製品を生産ラインに乗せるまで、50~100ほどの試作品をつくりますね。自分が開発に携わった製品が、実際の車に搭載されているのを見るのは、大きな喜びです。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
なかなかうまくいかなかったが、最終的に製品がうまく仕上がった時の喜び。 開発・試作から担当した製品が成功を収めた、ということよりも、なかなかうまく仕上がらなかった製品が苦労と工夫を繰り返した結果、うまく生産できるようになった、ということに大きな喜びを感じます。「この製品!」と事例を一つに絞って紹介するのは、どの製品にも思い入れがあって難しいですが、いずれの製品でもきれいに、高い品質で仕上げられた時には、達成感があります。
強いてあげるとすれば、SUV車に使われたリアクッション製品でしょうか。思っていたことが形にできたし、生産ラインのスタッフの方々にも作業がしやすい製品として仕上がったので、満足度が高かったですね。またなかなかうまくいかなかったけど、最終的にすばらしい仕上がりになった製品として記憶しているのは、秋田新幹線のシートに使用された製品です。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
工場見学を何度も丁寧にさせてもらえたのが、とても印象に残っていたから。 就活では当初、自動車業界に絞って企業選びをしていました。そんな中、当社ではなかったのですが、ウレタンメーカーの会社説明会に行き、ウレタンという製品の面白さに気づいたのが、この業界を志望するきっかけになりました。鉄やエンジンの部品といったイメージが自動車関連の業界としては強かったのですが、ウレタンという製品も自動車に使われていると知った時の新鮮さは、今でも覚えています。
ウレタンの業界を調べていく中で、発見したのが当社でした。最終的に当社を選んだのは、工場見学を何度もさせてもらえたからだと思います。人事の方に案内していただき、「車のこの部分をここではつくっている」と説明されて、その生産ラインが印象的だったのと、製品自体に身近さを感じられたのが、当社へ入社しようと思えたきっかけになりました。 |
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これまでのキャリア |
2006年に入社し、1年間本社工場で勤務後、名古屋の生産拠点で4年ほど勤務。2010年に本社に戻ってきて、現在に至ります。一貫して自動車関連の製品の生産技術と開発・試作業務に携わってきています。 |