前職もSEです。
転職を考えていた時に、以前ある現場で出会った人を思い出して
ソリッドコミュニケーションを受けました。
たくさんの現場を経験しましたが、「この人とまた、いっしょに仕事したいな」と
心の底から思うことって、そんなには多くないですよね。
だから記憶に残っていたのだと思います。
「信頼」という言葉がキーワードなのだと思いますが、いっしょに働く人を信頼するって、
同じ会社ではないですし、なかなか難しいことです。
「何かを任せる」ということは、口でいうのは簡単ですが、実際にはいっしょに
リスクを背負うわけです。そういう仕事の仕方が響いたんだと思います。
できるできないは別として、まず仕事に触れるチャンスがあるって成長には欠かせないことです。
その現場にいる時に自分がすごく成長している実感がありました。
それをあとで振り返った時に、いっしょに仕事をしたその人の存在が
すごく大きかったんだなと気が付いたんです。
実際に入社してみて、その人に感じた空気が
ソリッドコミュニケーションの至るところにありました。
例えば、社員同士の「フラットな関係」。(言い方が正しいか分かりませんが)
自由で、フランクで、話しやすいですし、縦社会ではなく、横のつながりを強く感じます。
上司でも上下ではなく、仕事仲間・仕事友達というスタンスで時にやさしく、時に厳しく。
だから話しやすい。
話しやすい、意見が言いやすいという点では、社内に「目安箱」があるのも驚きです。
「こんな内容、投稿するの?」っていうのが結構あって(笑)。
でもそれに会社も真摯に対応している。
例えば、「テレワークで電気代が上がったので一部支給してほしい」とか(笑)。
満員電車で出勤している人からみれば、そのぶん感染リスクがないのだから
1000円くらい安全料でしょ?という見方もあります。
でも会社はそれを取り上げて「前向きに検討中です」と(笑)。
内容としてはやはり「リスクのある出勤者に手当てが厚くなるように」という内容なんですけど。
そういう面白い投稿があると社内サイトの掲示板が炎上しているか(笑)、盛り上がっているわけです。だから、個々の職場というだけではなくて、会社全体で、そういう「話しやすい」「意見が言いやすい」空気があるんです。そこはもう入社年度や役職あるなしは関係ないです。
仕事での「信頼」も感じます。
「とりあえず、やってみて、分からなかったら訊いて」って感じで、上司はまずは任せてくれます。
もちろん、投げっぱなしや放置はありません。そこは大事なポイントですよね。
任されて人は育つ。だから、答えは言わず答えまで導く。
それって失敗を見守るということなんだと思います。人って失敗して学ぶわけですから。
「この人なら失敗させても大丈夫」という信頼。
「決して投げ出さないだろう。次につなげるだろう」という信頼。
そんな信頼があるはず。
だから現場で別の会社の人と会っても、自然とそういう風に頭と体が動くのだと思います。
会社が社員にちゃんと向き合っている。社員同士が働く仲間としてお互いを認め、向き合っている。
会社の風土って、そういう風に知らず知らずのうちに人を育んでいるんですね。