これが私の仕事 |
福島県内に情報を届ける(物理) テレビ局の技術といえば、カメラマンや音声などの制作技術がイメージされると思いますが、私は送信技術と呼ばれる仕事をしています。
送信技術とは各ご家庭にあるアンテナに電波を送っている送信所・中継局の保守・管理を主な仕事とする仕事となります。福島県にはテレビ放送波を出している中継局が合計で69か所あります。そのほとんどが山の上にあり、定期的にそれぞれの中継局で正しくテレビ放送波が出ているか、放送機器の動作チェックや送信アンテナなどの点検を行っています。また中継局舎が劣化していないか、放送機器に電力を供給する設備にも異常がないかなどを確認し、定期的に更新・工事の手続きをしたりしています。
常に、確実に、放送エリアの各世帯に情報を届けるため、有事の際は対策をするために中継局に行くこともあります。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
「放送ができて嬉しい」という瞬間はやってきてはいけない 現在テレビは映るということが当たり前だと認識されています。電気や水道がいつも使えるように、テレビもまた情報インフラとして放送と途絶えさせてはなりません。その運用・管理をするテレビ局の技術部は長年積み重ねてきた知識を後世に受け継ぎながら、日々放送事故が起きないよう最善を尽くしています。放送ができていて嬉しいと感じることはあまりありません。それが当たり前で、そうでなくなるということはあってはならないのです。
それでも強いて嬉しい瞬間を挙げるのであれば、私にとっては早朝の放送開始PVを見た時だと思います。
放送休止時間に予定していた作業が全て終了して、朝方5時ごろの放送開始のオープニングVTRを無事放送できたのを確認した瞬間というのは作業が無事終了したことを一番実感する瞬間でもあり、安堵しかありません |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
「テレビが映ることって実はすごいことなんじゃない?」ってある日気づいて まだ小さい時、好きでよくテレビを見ていました。ある日テレビで地方の夕方の番組を見ていたとき、画面に映っているアナウンサーを見て、ふとこの人達の周りには多くの人が番組を作る為動いているのだと気づきました。その後暫くしてテレビ番組を作るのにはどういう仕事があるかを調べ始め、その中で送信技術というものに惹かれていきました。有線でもないのに、アンテナ一本で受信できる仕組み、また毎日途切れることなく放送を続け、それを常に平然とやってのけているテレビ局の技術というものに憧れを抱きました。そこからテレビ局を目指し、その中でも自分が生まれ育った地域のテレビ局に入りたかったというが今の会社に入った決め手でした。 |
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これまでのキャリア |
2018年に入社し本社・営業部→2020年から技術部 |