社会福祉法人明石恵泉福祉会

1978年に保育園の開設からスタートした明石恵泉福祉会は、1989年に介護老人保健施設を開設し、少しずつ施設やサービスを展開してきました。現在はこれらの施設のほか、特別養護老人ホームやケアハウス、サービス付き高齢者向け住宅などの入所・入居サービス、デイサービスや居宅介護支援事業所などの在宅支援サービス、医療機関の運営などを含めた多彩な福祉・医療サービスを提供しています。これらは「すべての人が幸せを実感できる」サービスを提供し、より安心・安全、快適な生活を実現するため。私たちの取り組みはまだ始まったばかり、これからさらに挑戦し、成長し続け、地域・社会に貢献していきます。

明石恵泉福祉会は、介護事業をスタートさせて40年以上経つ、いわば老舗の社会福祉法人ですが、新しいことに挑戦する革新的な一面もあります。以外かもしれませんが、ご利用者や家族はもちろん、関わるすべての人が幸せを実感できる事業を目指しているのです。そんな取り組みの一つが、2019年にはじまった「生活期リハビリテーション」の実践。一般的にリハビリは、身体的な訓練のことをイメージされますが、当法人では専門職による対話を重視した多彩なアプローチをおこなっています。そして身体だけでなく、心も日々の生活すべてが満足できる状態になり、結果、幸せを実感できる、そうした科学的な環境づくり、ケア・サービスを目指しています。

ケアの仕事の魅力のひとつは、利用者中心に支援することですが、その支援は抽象的であり大変難しい部分でもあります。明石恵泉福祉会では【利用者中心のケアはなにか？】を見える化し、チームで共通認識持つことを次のステップとして今年度から実践しています。介護・福祉の専門職の専門性の前に、人を支援するプロの土台の部分を法人全体で共有し実践することが、法人の新しい価値を作り出すこととなり、スタッフにとっては目の前の利用者の変化を目にすることで、職員自身の仕事のおもしろみ、やりがいに繋がっています。そこに人と向き合う仕事の大きな価値があります！