これが私の仕事 |
何もないところからお客様と一緒に、舞台大道具などをつくっていく仕事。 具体的には、お客様との打ち合わせ、見積もり、製図、発注、仕込、バラシ、請求などを行っています。
舞台大道具などの製作は、営業がお客様のご要望を伺うことからはじまります。例えば、「舞台にこういうセットを飾りたい」「こういう風に動かしたい」「ここから人を出したい」とか。それに合わせて、スケッチや平面図、劇場にはめ込んだ図面をいただき、製作が動き出します。もちろんご予算もありますので、その中でお客様のご要望を最大限叶えられる提案を行います。
俳優座劇場は、柔軟性がある会社だと思います。古いものに凝り固まらず、常により良いものを生み出しています。一方で、「こういうときはこう」のような、決まりが少ないとも言えます。このことがマイナスに作用すると自分勝手に陥り、あぶないと思うことがあります。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
目標を達成していくやりがいを感じています。 目標があって、ゴールがあって、その目指すべきものに力を注ぎ、達成していくところに面白さとやりがいがあると思います。
製作過程では様々な課題にぶつかります。お客様のご要望を予算内に収めることには日々悩んでいます。製作後、舞台稽古中に大道具の使い方や大きさが変わったりすることも珍しくありません。舞台の建込みをする直前まで決まらない場合には、工場のスタッフに頭を下げて短納期でつくってもらいます。
劇場に入ってからは、当社以外にも照明、映像、音響などに関わるスタッフがいて、時間を分けあって仕込みをしています。そのため私たちの段取りが遅れたら、稽古もできず、全体に大きな影響が。そのため、準備には一番頭を使っているかもしれません。
そのような課題があるから目標達成のやりがいも大きいのだと思います。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
「一番いい会社なんだろう」と思ったことがきっかけです。 学生時代は勉強そっちのけで演劇部に入れ込み、大道具を主に担当していたので、それが仕事にできればいいなと思っていました(余談ですが、もっと勉強すればよかったと後悔しています…)。
たまたま読んだ舞台のスタッフの本で、一番最初に俳優座劇場が紹介されていたので「一番いい会社なんだろう」と思い、入社を熱望し、採用してもらえました。
入社後4年間は製作としてモノづくりを学んだ後、営業に異動となりました。これまで営業として成長するために意識してきたのは、舞台以外の絵画や写真、映画などの表現にもアンテナを張ること。おかげで、「こんな表現もありますよ」と提案できたり、「◯◯という画家みたいな舞台なんだよ」といったお客様のお話も理解できたりしています。
そうして経験を積み、課長を任されるようになりました。 |
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これまでのキャリア |
1997年入社。入社後は製作に従事し、2000年に営業部門に異動。現在、課長職。 |