長野県安曇野の地で精密部品の製造工場として創業したちくま精機は、組み込み機器や製造設備の開発、薄膜蒸着、生ごみ処理機など幅広い分野において、お客様に製品・サービスを提供しています。半世紀にわたり培ってきた製造工場のノウハウと経験を活かして、お客様のご要望にお応えすべく日々邁進しています。
FPD点灯検査装置と自動化装置FAが、ちくま精機の事業の大きな柱です。特にFPD点灯検査装置は、自社で開発から設計、製造販売までおこなっており、一貫したサービスを提供しています。この装置は、スマートフォンにはかかせないディスプレイの点灯を検査するためのもので、4K4K(解像度4,096×4,096)対応のパターンジェネレータを搭載。現在の高精細化したディスプレイ市場のニーズに対応しています。しかし、当社がこの製品を開発した当時は4Kディスプレイなどなかった時代でした。ちくま精機最大の強みは、常に時代の一歩先を見越した製品開発にあります。現在も202X年を見つめた高付加価値商品の開発に全社一体となって挑んでいます。
技術職は機器の機構設計から内部の基盤の回路設計、システムの開発などをおこないます。自らの手で一つの完成品の開発・設計・製造をおこなえること、発見した改善点をいかした製品づくりができるのが魅力です。製品の一部にしか携わることができない大手とは違った仕事に誇りを感じている社員も多数います。このワンストップのサービスが、お客様のニーズを的確に捉え、コストカット、短納期を実現しています。技術営業職はお客様と直接の会話を通じてニーズを汲み取り、製品づくりに反映することができます。両職種とも自分の意見や経験をいかせる、やりがいのある仕事です。
ちくま精機は、学ぶ意欲のある人に最高の環境を整えています。希望すれば、社外の研修に参加することもできるので、積極的に知識やスキルを伸ばせます。事務系の職種で入社したものの、ものづくりの面白さを知り、さまざまな研修制度を利用して自ら学びを重ね努力し、技術職の中でも一目置かれるような社員に成長した人もいます。また、海外での仕事もあるため、社内にネイティブの先生を招いた英語研修もおこなっています。地元で働きながら、でも、ものづくりに携わりたい、グローバルな環境で働きたい、そんなチャレンジ精神旺盛な学生にぴったりの環境がそろっています。
事業内容 | ちくま精機では、過去、大手メーカーの受託生産を主な事業として行っていた際の技術力を活かし、時代の流れに合わせてその事業体を変化させてきました。
現在は、5つの主力事業を備え、社会に、地域に貢献しています。 【主な事業】 組み込み機器・装置開発 パソコン組み立て・修理 基板設計・実装・リワーク 真空蒸着 設計・試作・量産 家庭用生ごみ処理機 【提供しているサービス・製品】 <組み込み機器・装置開発> 主に工場で使われる検査機器や装置を、お客様の要望に合わせて、仕様検討・設計・製作・量産まで行っています。組み込み機器では、液晶パネルの検査装置で培った高速通信、装置では、ロボットを活用した自動化や、各種製品の搬送などを得意としています。 設計者が直接お客様のご要望をお聞きしご提案するため、お客様のニーズに合わせた製品をご提供しています。 3DCAD・回路CAD・基板CAD・マイコン・FPGAからアプリ開発まで様々な分野のエンジニアが活躍しています。 <パソコン組み立て・修理> 他社ブランドのパソコンの組み立て・修理を行っています。 BTOに対応した工程設計や、工程合理化・品質管理など、長く携わっているからこそできるご提案でお客様に喜んでいただいています。 <基板設計・実装・リワーク> 基板の設計から実装までワンストップで行っています。 自社製品の基板実装も行っているため、実装だけではなく、部品手配や基板を製品への組み込みなども可能です。 リワーク(修理・部品交換)は自社で実装した製品だけではなく、他社で実装した製品も行っています。 <真空蒸着 設計・試作・量産> 膜設計、蒸着加工、組立加工(接着・接合)までを一貫加工で承ります。 自社内で治具設計、加工製作が可能なため短納期、小ロット、試作のみでもご相談いただけます。 <家庭用生ごみ処理機> 家庭用生ごみ処理機の製造販売を行っています。 定期点検時にお客様に頂いた声や、フリーダイヤルで頂くご意見を、開発・サポート部門へフィードバックし、常に顧客満足の向上に努めています。 |
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設立 | 1969年2月1日 |
資本金 | 4,500万円 |
従業員数 | 144名(2024年2月) |
売上高 | 11.2億円(2023年度) |
代表者 | 代表取締役社長 花村 哲也 |
事業所 | 本社 (長野県安曇野市明科七貴6043)
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沿革 | 【創業・拡大期 「生産能力補完機能」】
1967.10 会社創業、中川手工場にてクロック部品製造開始 1969.02 有限会社ちくま精機創立 資本金500万円 1969.09 腕時計脱進機構部品製造開始 1970.04 ミニプリンター(EP-101)部品製造開始 1976.05 生坂工場開設 1976.07 四賀工場開設 1979.08 ハイブリッドIC製造開始 【技術高度化・充実期 「製造技術代替機能」】 1984.07 FAチーム設置、ラインの自動化推進 1985.06 創業社長 花村直人退任、花村薫が社長に就任 1988.01 明科工場団地内に本社・七貴工場を開設 1988.02 生産管理部門のコンピュータ化(CSネット) 1991.01 高速チップマウンタライン導入、高密度基板実装 1991.07 SIDMプリンタヘッド・ロボットライン設置 【技術融合・革新期 「テクニカルサポート・アウトソーシング機能」】 1992.04 プリンターヘッド駆動コイル製造開始 1992.10 インクジェットプリンターのPzt素子の製造開始 1993.07 液晶パネルモジュール実装開始 1994.01 パソコンのビルドオーダー開始 1996.10 インクカートリッジの製造開始 1997.07 LCP光学部品製造開始 1997.12 資本金3,000万円に増資 1998.01 CO2レーザー加工機導入 1998.07 ISO9002認証取得 1999.10 新本社 七貴工場竣工 2001.04 真空薄膜蒸着機導入 2002.03 開発・設計部門を拡充 2003.06 ISO9001:2000年版 認証取得 2005.03 ISO14001:2004年版 認証取得 2007.05 FPD点灯検査装置(CS-55)開発 2010.03 東京中小企業投資育成株式会社の出資を受け、資本金4500万円に増資 2010.08 家庭用生ごみ処理機事業開始 2010.08 東京営業所開設 2013.04 FPD点灯検査装置(FREEDOM mk2)開発 2014.01 FREEDOM mk2が「NAGANOものづくりエクセレンス」受賞 2014.08 本社・七貴工場で太陽光発電稼働開始 2016.11 屋外設置型生ごみ処理機・cleantasis(クリンタシス)発売 |
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