みなさん、ブログを閲覧していただきありがとうございます。
今回は学生さんからよく質問される事というテーマで、
例年よく受ける質問とその回答を掲載したいと思います。
是非参考になさってください。
■受託合成について■
一つの研究を何人でしているのですか?
1~数人で担当しております。研究内容により様々です。ただし入社後約3年間は1人で担当することは稀で、先輩社員と一緒に研究テーマに携わっています。
年間何社くらいから受託研究を受けているのでしょうか。
150~200社程度です。
研究も文献調査から始まるものも多いのでしょうか?
はい。研究計画を作成する際に文献調査は必須ですね。
受託合成の事業のうち、未知の合成ルートの提案を行う事業はどのくらいの割合ですか。
海外も含めて競合他社が多くなり、ご依頼の半数程度はルート提案をしております。
研究ノウハウのない分野でも受託するのでしょうか?
受託する場合もあります。新しい分野の勉強をしながら経験のない仕事にチャレンジするので、相当大変ですが、得られるものも大きいと考えております。
依頼を受けて化合物を提供するまでどのくらいの時間がかかっていますか
内容によって様々です。1週間程度で完了するテーマもあれば、1年以上関わるテーマもあります。長いテーマに関しては途中で経過報告をしながら、依頼先とコミュニケーションを取りながら進めています。
1つの化合物は長くてもどれくらいかかりますか
いろいろなケースがありますが、1年以上かかる事もあります。特に合成ルートが決まっていないケースは、文献を調べてルートを決定して、試行錯誤しながら進めます。大変な面もありますが、やりがいも多いにありますよ。
実験のスパンは平均するとどのくらいですか?
研究テーマによりばらつきはありますが、1ヶ月程度です。
手合成は何gまで依頼されますか?
ナード研究所では数kgスケールまでの対応が上限となるでしょう。それ以上はナードケミカルズと協力しながらスケールアップを行います。
お客様へ製品を納品し、報告も終わったところで、不具合が生じてしまった場合に、フォローは行うのでしょうか?
フォローは十分に行います。お客様に信用してもらうことがこのビジネスには不可欠です。
研究を行うにあたり、やはりコストを考えることも大事なんでしょうか?
コストは重要です。(常に意識する必要があります。)
不斉合成の割合も高いのでしょうか?
不斉合成の仕事も頻繁にあります。
■設備■
単結晶X線構造解析装置が無いようでしたが、結晶をつくることはないのでしょうか?
あまり経験はありません。