これが私の仕事 |
施設許認可業務の取りまとめ 私は環境安全部の安全技術者という立場で、工場や設備(まとめて施設と言います)の(1)安全性評価や(2)許認可の取りまとめを行っています。
一つ目は、当社のように核燃料物質を取り扱う工場では、臨界や被ばくといった一般の製造工場にはない脅威に対して防護が必要になりますが、新たに施設を導入したい時に、臨界や被ばく防止策がきちんと取られているかを解析により評価しています。
二つ目は、同じく新たに施設を導入する時に、その施設の設計や工事、検査、保守といった各段階での許認可や届出といった手続きが必要になるのですが、その手続きに必要な書類や説明を製造エンジニアと協力して行っています。
一つ目は自らがエンジニアとして、2つ目はエンジニアを管理する側として幅広く仕事を行っています。 |
|
だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
自分が作ったルールが社内に浸透する 前述した通り、当社のように核燃料物質を取り扱う会社は、施設を動かすために様々な国の規制を受け、その規制に対応しながら操業していますが、その規制要件が見直される事は良くある事です。その際、規制要件をいち早く理解し、社内展開するのも私の役目の一つですが、例えば当社の施設は異常なく使えるかどうかを1年に1度大掛かりな検査をして確認しているのですが、検査の規制要件が2年ほど前に変わり、それまで国の検査員が検査していたところを、当社自らが行い報告するという制度に代わりました。
国と同じような検査を行うために、計画、体制、手順など多くの内容を見直し、検査に係る新たな制度を作りました。新たな制度を作る達成感もありましたが、自分が作った制度の下で、何十人もの従業員が検査を行う光景にも非常に充実感を感じます。 |
|
ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
未知の分野への期待 私は当社のことを就活中に初めて知ったのですが、募集案内の中に「原子燃料加工メーカー」という肩書で当社が載っており、何を作っているのだろうか?と聞いたこともない内容が却って自分にとって興味の対象になり説明会に参加してみようと思いました。具体的な事業内容の説明を受け、当社が新燃料の開発といった基礎研究から燃料の製造や炉心の運転管理までの広範囲な領域をカバーした事業を行っていることが魅力的でしたし、自分の知らない世界にこんなに奥深い技術領域があることも新鮮で、学生当時の専攻分野に関係なく、もっと原子燃料のことを深く知りたい、と探求心をくすぐられたことを今でも覚えています。また、夏の長期連休(2週間前後あります)や活発な運動部の存在など、会社の福利も魅力的で、当社を選んだ理由の一つになりました。 |
|
これまでのキャリア |
2010年入社、品質保証部で約3年従事した後、2013年に現部署である環境安全部に配属。2014年から2年間他社に出向し、出向帰任後も現部署で施設の許認可業務や安全解析を担当しています。 |