【広島を盛り上げる地域企業】
木製ドアを自社工場で製造し、全国へ販売しています。木の風合いは人々に長く愛されていますが、玄関扉の多くは木目調の印刷で、本物の木ではありません。そんな中、当社では長きにわたり、断熱性に優れた素材である木材の特性を活かし、高気密・高性能な玄関ドアの研究開発を重ねてきました。年を経るほどに美しい、そんなドアを作り続けています。
■□広島県中小企業家同友会会員企業□■
ユダ木工では、国産材のヒノキで作る木製玄関ドアが代表的な商品です。専門メーカーとして100年近くも続いている理由は、この「玄関ドア」にあります。素材に真剣に向き合い、断熱性やセキュリティなどの性能にも気を配った、高性能・高品質の木製ドアの製造開発に、長く取り組んできました。当社の製品は、昨今の高性能住宅に求められる気密性と断熱性の高い基準を満たすと、第三者機関による性能試験でも実証されています。長年蓄積してきたノウハウや技術を活かして開発された扉は、優れた意匠性はもちろん、機能性も実現。簡単には真似することができない、当社の強みとなっています。
木を扱うメーカーである当社は、環境を守ることを大切にしています。そのため、2005年からヒノキを中心に、国産材を積極的に利用するという取り組みを行ってきました。山の木を管理せず、荒れたまま放置すれば、甚大な土砂災害にもつながりかねません。そこで、日本の山の木を木材として活用することで、自然の恵みを暮らしに活かし、尊重し、環境を循環させることができます。加えて当社では、ただ国産材を使うのではなく、伐採した丸太を丸ごと仕入れ、無駄なく使い切ることを重視。例えば、端材はチップにして燃料として使用しています。環境を考えながら、ユダ木工は日々ドアづくりを行っています。
日々、私たちを送り出し、迎えてくれる玄関ドア。木製扉は一緒に過ごした時間の分だけ風合いが深まり、より一層素敵なドアになります。ユダ木工は、「新品の使い捨てではなく、手入れしながら永く愛用してこそ美しい。そんな製品をつくり続けたい」と考えています。今後の社会に一級品の価値を残していくために妥協のない品質を追求。そして業務効率化を図りながら、誰もが働きやすい職場づくりにも努めています。まず、勤務時間は1日7.5時間(休憩90分)と短め。さらに、残業時間は月平均2時間と少なめです。その他にも、研修やキャリアサポートの制度を整えて、社員が充実感をもって働くことができる環境を目指しています。
事業内容 | 木製玄関ドア・引戸、木製室内ドア・引戸、木製サッシの製造販売 |
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設立 | 1969年6月(創業1924年) |
資本金 | 4,500万円 |
従業員数 | 44名 |
売上高 | 3億1,000万円(2021年度実績) |
代表者 | 代表取締役 湯田 卓 |
事業所 | 本社・工場:広島県廿日市市木材港北7-28
九州営業所:福岡県春日市松が丘6-4 東京事務所:東京都港区芝5丁目30-1-305 |
沿革 | 1924年:湯田建具店創業
1951年:旧ザビエル記念聖堂(山口市)エントランスドアの製造を手がける。 1969年6月:株式会社湯田建具店設立 1970年6月:高級木製ドアの製造販売の開始 1972年6月:湯田木工株式会社に社名変更 1975年4月:九州営業所開設 1978年4月:大阪営業所開設 1994年4月:東京事務所開設 1998年6月:ノンホルマリン化の提唱と、日本の森林事業の未来に可能性を求め、エデルポルテ『地桧室内ドア』の販売スタート。 1999年4月:中小企業創造活動推進法の認定を受け、木製サッシの開発・事業化スタート。 2000年3月:本社工場移転(現在の広島県廿日市市へ) 2000年6月:木製サッシ”ユーロフェンスター”の商品化。 2000年11月:「物づくりの心 21世紀」を宣言。 2001年3月:(財)ベターリビング建築試験センターにおいて、当社の木製玄関ドアと木製サッシの断熱防露試験および動風圧試験を実施。当社の製造する製品の実力値を知る。 2005年1月:中小企業経営革新支援法の認定を受け、高性能木製防火ドアの開発事業化をスタート。 2006年12月:日本木製玄関ドア工業会の設立に参賀。 2007年6月:緑の循環認証会議(SGEC)入会。同時に『HINATA杉室内ドア』開発スタート。 2009年10月:国産材を活用した『HINATA杉室内ドア』デビュー。 2010年10月:高性能バイオマス木屑炊きボイラーによる『木材乾燥装置』、大改修工事を実施。 2011年6月:広島県木材組合連合会へ入会。合わせて違法伐採を減らして持続可能な森林経営を支援し、安全・安心な合法木材を作る『合法木材推進活動』に参加。 2011年9月:国産材『桧』を活用した、高断熱木製玄関ドア『MIYAMA桧玄関ドア』を商品化。 2012年1月:社名変更(湯田木工株式会社からユダ木工株式会社へ) 2013年6月:U値2.0w/m2kを切る『断熱玄関引き戸』の商品化・販売スタート。 2014年1月:国産材を活用した木製玄関防火ドア(木製玄関防火戸)の研究開発スタート。 2015年3月:防火設備、国土交通大臣認定取得(認定記号EC)。 2016年3月:高効率木材乾燥設備導入。木製ドアの高い品質の確保を図る。 2018年1月:高性能ドア加工機 CNC5軸マシニングセンタ導入。生産性の向上と、より高い品質の確保を図る。 2018年7月:U値1.0W/m2Kを切る『超断熱ドア(U値0.82Wm2K)』の商品化、販売スタート。 2020年4月:国産ヒノキの室内ドア『ラピュアナ室内ドア』の商品化、販売スタート。 2022年5月:カーボン・オフセットの取り組みを開始(「たなべたたらの里」森林吸収クレジットJ-VERによるオフセット)。 2022年11月:『超断熱引き戸(U値1.1Wm2K)』の商品化、販売スタート。 2023年1月:『MIYAMA桧玄関ドア』が「ザ・広島ブランド 匠の銘品(広島市)」に認定。 |
ホームページ | http://www.yudawood.com/ |
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