社会福祉法人マハヤナ学園

私たちは、東京都板橋区の社会福祉法人です。大正八年に住民の生活支援を行う事業を開始したことが当法人の始まりとなっており、事業の一つとして保育園の運営を始めたことが、今日のマハヤナ学園へとつながっています。また、当法人では、保育園のほかにも、放課後児童健全育成事業や児童養護施設などの運営も実施。私たちは「感恩奉仕」の理念に基づいて仏教保育に取り組んでいます。具体的には、心と体を慈しみ、運動や日課などさまざまな取組を行っています。仏教保育を通して、子どもたちに基本的な生活習慣や社会生活の基本を学んでもらうことはもちろん、一人ひとりが持つ可能性を少しでも大きくすることが私たちの役割です。

社会環境は日々変化しており、中でも子どもたちやその保護者を取り巻く環境の変化は非常に著しい状況です。家庭環境の多様化は子どもの成育状況にも大きく影響すると考えられます。そのため、地域福祉や支援的福祉、児童家庭福祉などさまざまな形で子どもたちをサポートすることが求められています。当法人では、子どもたちの健全な育成を目指して、平成13年より学童クラブの経営をスタートしました。また、クラブの持つ施設機能や養育機能は地域で子育てに取り組む方々にも利用できるようにしています。これからも、保育園の枠組みにとらわれることなく、地域の福祉、子育ての支援に取り組んでまいります。

みなさんには、保育士として働いていただきます。保育士の仕事は、園児の園内における生活をサポートし、生活習慣を身につけてもらうほか、園内での生活を通して社会性を育んでいくことが大きな目的です。また、クラスの運営に携わるほか、園で実施する企画の立案、保護者とのコミュニケーションなど実際の業務内容は多岐にわたります。子どもを相手にする仕事であるため、うまくいかないこともよくあるでしょう。そのような中でも簡単に諦めることなく誠実に仕事に取り組めることが大切だと考えています。子どもは将来の社会を担う存在であり、その成長に携わる保育士の仕事は、大きな役割を担っており、社会に貢献できるものです。