株式会社 新日本ホテルズ

2011年に創業し、大分・由布院で「由布院別邸樹」を開業したのが当社の始まりです。2016年に楽天トラベルアワード2015（九州地区）で「リトルスター賞」を受賞し、2018年にはミシュランガイド2018熊本・大分特別版で4つ星を獲得。由布院を代表する旅館に成長させたことから、複数の旅館再生案件の依頼をいただき、再生事業に挑戦するきっかけとなりました。今ではホテル・旅館の運営事業のほか、M＆A再生事業、集客サポート事業の3つの事業を展開するに至っています。ホテル・旅館の持つ個性を強みといえるまで進化させることや、お客様に満足していただき感動を与えるような新たな価値を創造することが、これらの事業で重要だと考えています。

当社のホテル・旅館のM&A再生事業では、経営不振や後継者不在といった悩みを持つ企業や施設から、事業譲渡や株式譲渡、会社分割などの手段により、営業権や不動産を取得し、事業再生や事業承継を行っています。再生計画の実行にあたっては、まずは現場のスタッフからの信頼を得ることを優先。各施設が持つ個性を活かしたコンセプトを再設定し、強みとなるように磨いていくほか、サービスの本質的な仕組みづくりや組織づくりも重視している点です。こうした施策により、スピード感を持って運営の改善を図っています。また、事業の成果を会社全体で共有し、スタッフの一体感ややりがいを育んでいくことを大切にしています。

集客ブランディング事業は、当社やグループ企業が運営するホテル・旅館のマーケティングを手掛けています。協力会社との連携により、各施設のブランディング戦略やコンセプトの立案、WEBマーケティング戦略の立案や実行のほか、予約・問合せセンターの運営などを行っています。たとえば、ブランディング戦略の立案では、各施設の現状分析や競合と比較を行い、ブランドアイデンティティを構築し、社内で浸透を図ったうえで、外部へのPR活動を実施。予約・問合せセンターの運営では、多言語に対応しているのが特徴です。運営する施設の集客力を高めるため、今後もマーケティング力の向上に努めていきます。