これが私の仕事 |
新たな界面活性剤を開発 入社当時は環境改善製品の需要が伸び始めた時期。有害物質の重金属を不溶化する新規の界面活性剤の開発と応用研究を担当金属処理剤や感熱記録材料を開発。少量合成から中間プラントを経て工場での量産のスケールまでを経験。その後、新規の界面活性剤の開発をする事なり1年間、大学の研究室に出向。基礎研究を通して応用研究とのつながりの重要性を学び、博士号を取得しました。会社に戻ってから現在までは、新規の界面活性剤の開発と応用研究を担当しています。素材開発は、学会や展示会で自ら情報発信してニーズを探る所からスタート。情報交換するなかで、開発の依頼を受け、試作品を作り、GOサインが出たら、生産体制を整えるところまで立ち会います。大手の場合は分業制になっていますが当社では1人でゼロから100までやり遂げられるのが魅力です。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
ゼロから開発した製品が市場に 数年前の学会発表で、あるメーカーから生体に使用される機能性界面活性剤の開発依頼を受けました。チャンスだと思う反面これまで取り扱っていなかったジャンルの製品だったのでまったくゼロからの取り組み。モチベーションは高かったですが課題や挫折がたくさんありました。途中、なかなかクライアントの目指す物性にたどり着けず検討したサンプルは100以上。改良するたびに別の課題が浮かび上がる繰り返しでした。しかしクライアントから前向きな言葉をいただいたりチームで協力したことで、2年の歳月をかけてようやくGOサインが出ることに。さらに1年がかりで生産体制を整えて製品化を達成しました。幾多の苦労を乗り越えてクライアントの製品が市場に出たときの喜びは相当なもの。国内外で使われ体にやさしく使いやすくなったと評判を得ています。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
未来の素材を開発し、名付けるのも夢じゃない いまの仕事の醍醐味は、基礎研究から応用開発まで幅広い業務に携わることができること。製品化に至るまでには、素材の基礎知識から有機合成技術、分析、評価、特許、関係法令など、さまざまな知識や経験、技術が必要になります。私は、仕事の一環として大学で勉強する機会を与えられたことで、学会発表や研究を積み重ね、博士号を取得。その結果、自分でテーマを発掘し、製品化するまでの力を身に着け、実際にやり遂げることができました。当社の油化技術部は、若手の頃からある程度の裁量を持って研究ができ、ものづくりに没頭できる環境が整っています。私自身、「新しい製品を開発し、製品名をつける」ことが入社当時からの変わらぬ目標。当社は、それができる環境にあります。未来に役立つ素材開発も夢ではありません。 |
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これまでのキャリア |
2001年入社 研究所配属
2007年 東京理科大出向
2009年 博士(工学)取得
現在に至る |